映像素材部門 表彰セレモニー&ワークショップの様子
2004年10月3日(日)、本コンクール映像素材部門の表彰セレモニーを、
「国際協力フェスティバル」
(10月2日・3日開催:日比谷公園)にて行いました。表彰セレモニーでは、受賞者への表彰状および副賞授与のほか、一般来場者を交えて受賞作品を使ったワークショップも行われました。
 会場全体の様子 |

客席の様子 |
■応募数
全国の小学校、中学校、高校、養護学校の先生と大学生、そして海外の日本人学校の先生から応募があり、作品総数は70点におよびました。選考の結果、大賞1作品、特別賞2作品、入選6作品が入賞となりました。
■審査の基準
下記の6点をポイントに厳正なる審査を行いました。
- 子どもや人間の生活が見えること
- 自然な(作為的でない)姿であること
- コミュニケーションの輪が広がること
- 学習素材として使える(奥行きのある素材)こと
- 教師にとり指導のイメージがしやすいこと
- ODA広報にも資すること
■出席者(敬称略)

セレモニーにご参加された受賞者の皆様 |
【受賞者】
足立 晴幸(豊岡市立豊岡北中学校)
吉田 千穂(関西大学総合情報学部)
中川 好美(千葉市立新宿小学校)
三上 誠一(棚倉小学校)
山下 亮(船橋市立八木が谷小学校)
【プレゼンテーター】
佐藤 重和(外務省経済協力局 局長)

審査員の方々 |
【審査員】
佐藤 郡衛(東京学芸大学 教授)
高橋 順一(桜美林大学 教授)
生野 康一(全国海外子女教育国際理解教育研究協議会 事務局長)
宇土 泰寛(全国海外子女教育国際理解教育研究協議会 副会長)
滝 多賀雄(全国海外子女教育国際理解教育研究協議会 副会長)
塚田 玉樹(外務省経済協力局政策課 企画官)
■表彰の様子
受賞者へは佐藤経済協力局局長より表彰状の授与が行われました。また、受賞者の皆様からは作品についてのコメントを頂きました。
 表彰状授与の様子 |

受賞者による作品解説の様子 |
■ワークショップの様子
会場に集まった一般来場者を中心にして、宇土審査員、滝審査員による受賞作品を使用したワークショップを行いました。当日使用した写真とワークショップの流れは下記の通りです。
【使用した写真】
下記2枚の写真を使用しました。写真のうえには12枚の小さな紙をはりつけて、最初は何も見えない状態で開始しました。
【ワークショップの流れ】

代表者によるジャンケンの様子 |
(1)会場を2つのグループに分けます。
(2)グループに、上記2枚の写真のうちどちらかを割り当てます。
(3)両グループの中から代表者を1人ずつ選び、前にでてジャンケンをします。
(4)ジャンケンに勝ったグループが、写真のうえの小さな紙を1枚だけはがします。
(5)部分的に見えてきた写真の情報をもとに、自グループの写真の国名をあてます。
(6)(3)~(5)を繰り返します。
 ジャンケンに勝ったチームが紙をはがしている様子 |
 徐々に両グループとも紙がはがれてきた |
また下記の写真を使用して、最初は少女の顔だけを見せて周りの景色は見えないようにかくしておいて、その少女が置かれた環境などを想像させるといったフォトランゲージの手法も紹介されました。