犯罪

G8・大西洋を越えたコカインの不正取引対策に関する
アウトリーチ閣僚会合
(5月10日、パリ)

  1. 5月10日、パリの外務省国際会議場において、G8・大西洋を越えたコカインの不正取引対策に関するアウトリーチ閣僚会合が開催されました。この会合は、今年のG8議長国であるフランスのサルコジ大統領が発案して開催されたもので、麻薬不正取引対策のための政治宣言英語原文(PDF)PDF)と行動計画英語原文(PDF)PDF)が採択されました。
  2. 本会合には、G8の国々と、中南米からボリビア、ブラジル、コロンビア、ペルー、アフリカからアルジェリア、モロッコ、ナイジェリア、セネガル、欧州からオランダ、スペインの各国から、内務大臣や司法大臣などが出席しました。この他、国連薬物犯罪事務所(UNODC)、米州機構(OAS)、ユーロポール、インターポール、アフリカ開発銀行、世界税関機構から関係者が招待され出席しました。会議の議長はゲアン・フランス内務大臣がつとめました。我が国からは飯村政府代表が団長として出席しました。
  3. 会合では、犯罪組織,ネットワーク、情報交換及び警察・司法・海事協力の改善、その他のルート,局面及び視点の3つのセッションに分け、それぞれ数名の出席閣僚らがステートメントを行い、その内容をもとに議論が行われました。飯村政府代表は、第3セッションにおいて、我が国の麻薬問題についての考え方、我が国の国際的な取り組みなどについてのステートメント英語版)を行いました。
  4. 会議で採択された行動計画には、以下の7つのテーマが含まれています。

    (1)国際条約の普遍化、(2)情報収集と情報蓄積の改善、(3)海上阻止活動の強化、(4)犯罪資産対策のための制度構築、(5)麻薬不正取引の長期にわたる破壊的効果への取組、(6)各国の能力強化、(7)麻薬不正取引対策の資金調達

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