軍縮・不拡散・原子力の平和的利用

第一回年次会合の開催
(2024年3月) 

令和6年3月29日
発言する代表団の様子
第一回年次会合の様子
  1. 3月19日から同月20日にかけて、AIと自律性の責任ある軍事利用に関する政治宣言の第一回年次会合が米国メリーランド大学において行われ、政治宣言の参加国に加え、オブザーバー国が出席しました。我が国からも外務省及び防衛省からなる代表団が出席し、本政治宣言を含め、責任あるAIの軍事利用に関する取組への我が国のコミットメントを改めて表明しました。
  2. 会合では、政治宣言の枠組みにおける今後の活動の在り方等について意見交換がなされ、多くの国が、軍事領域におけるAIの活用に関して、そのメリットを生かしつつ、潜在的な課題を特定し、リスク軽減のための措置を実施していくことの重要性を指摘し、そのための国際的な議論促進に向けて政治宣言が果たす役割への期待につき言及しました。また、政治宣言において示されている、軍事分野でのAIの責任ある開発、配備及び使用を確保するために各国が実施すべき10の措置について、より具体的な実施策の検討に向けた作業部会を立ち上げることが確認されました。
  3. 我が国は引き続き、本政治宣言の取組を支持し、より安全な世界を作るために、AIの責任ある軍事利用の議論に積極的かつ建設的に貢献していく考えです。また、ルールの普遍性、実効性を高めていく観点から、より多くの国が本政治宣言へ参加することを呼びかけます。

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