APEC(アジア太平洋経済協力、Asia Pacific Economic Cooperation)
APECの組織
令和4年10月14日
APECの主な組織
- APECでは、首脳会議、外務・貿易担当大臣等が参加する閣僚会議及び財務大臣会合が毎年1回開催されている。また、各分野別に大臣会合が毎年又は複数年ごとに開催されている。
- 閣僚会議の下には、APECの活動全体の調整を行う実務者レベルの会合として、高級事務者会合(SOM)が開催されている。高級実務者会合の下には、貿易・投資に関する課題を取り扱う貿易・投資委員会(CTI)、予算の決定及びプロジェクトの管理・評価を行う財政管理委員会(BMC)、域内の経済問題に対する調査・分析及び意見交換を実施するとともに構造改革関連作業のとりまとめを行う経済委員会(EC)、APECメンバー間の発展と格差の縮小と成長の障害の除去を目的とする経済・技術協力(エコテク)活動の強化や優先事項の調整を行う経済・技術運営委員会(SCE)の4つの委員会が設置されている。これらの委員会の下には、分野ごとに小委員会や専門家会合等が設置されている。
- ABAC(APECビジネス諮問委員会)は、APECに参加する21の国・地域の各首脳が任命したビジネス界の代表で構成されるAPEC唯一の公式民間諮問団体であり、首脳、閣僚、高級実務者等への助言を行っている。
- APECの公式オブザーバーとして、東南アジア諸国連合(ASEAN)事務局、太平洋経済協力会議(PECC)及び太平洋諸島フォーラム(PIF)が参加している。
- APECには、シンガポールに常設の事務局が設置されており、任期3年の事務局長、APEC参加エコノミーから派遣されるスタッフ等が勤務している。