APEC(アジア太平洋経済協力、Asia Pacific Economic Cooperation)

令和2年3月30日
SCE関連フォーラ一覧 概要 開催頻度
2005年に設立された「腐敗対策・透明性向上タスク・フォース」から,2011年に「腐敗対策・透明性向上作業部会(ACTWG)」へ改組。国連腐敗防止条約(UNCAC)に沿った腐敗対策に関するAPECエコノミー間の情報交換,専門家やOECD等国際機関とのワークショップ開催等を通じた政策立案者の知識向上などの取組を実施。 年2回
1996年にAPECの正式機関となった「農業技術協力専門家会合(ATCEG)」から,2000年に「農業技術協力作業部会(ATCWG)」に改組。メンバー間の農業技術協力の推進を通じたAPEC地域の経済成長及び社会福祉の向上を目的とし,(1)気候変動,生物多様性を含む環境的持続可能性,(2)農業生産性の向上,(3)バイオ技術の向上,(4)規制の調和,(5)構造調整に関する事業を実施。 年1回以上
2003年に設立された「テロ対策タスクフォース(CTTF)」が,2013年「テロ対策作業部会(CTWG)」へと改組。セミナーやシンポジウムの開催などを通じ,テロ対策に関するAPEC首脳宣言等の履行促進・調整,能力向上支援の方向性の検討,APEC内外の関連作業部会・機関との情報共有・協力を実施。 年3回
2011年設立。違法伐採への対応等に係る情報の共有,市場の透明性を確保するメカニズムの策定・実施,キャパビルに係る提案の策定等の取組を実施。 年2回
2005年に設立された「緊急事態の備えバーチャル・タスク・フォース」が,2010年に「緊急事態の備え作業部会」へと改組。緊急事態及び災害への備え及び対応を各エコノミーがよりよく行えるように,災害リスク軽減,強靭な産業界,地域社会の構築に向けた取組を実施。 年2回
1990年設立。エネルギー分野での具体的な協力を推進するための作業部会。経済成長,エネルギー安全保障及び環境保全の「3つのE」の同時達成を目指し,エネルギー供給及び使用の環境負荷を低減しつつ,APEC地域に経済的・社会的利益への貢献を目的とする。1995年大阪APEC閣僚会議で承認された「APECエネルギー行動計画」を活動の基本としつつ,近年はエネルギー安全保障の強化,クリーンエネルギー開発・普及,エネルギー効率向上,持続可能な成長等に注力。日本は主に,石油ガス・セキュリティ・イニシアチブ,エネルギー効率や低炭素エネルギーに係るピアレビュー,低炭素モデル都市プロジェクトを主導。 年2回
2002年設立。農業生産性の向上,環境の保護及び食品安全性の向上のひとつの手段としての農業バイオテクノロジー活用の支援に向けた,情報交換及び公共政策開発の促進等の取組を実施。 年1回以上
1990年設立。教育,労働,能力構築に関する様々なプログラムを通しての人材資源の開発を目的とし,人材資源の開発強化,持続的な経済成長促進のための知識,経験,技術を共有に向けた取組を実施。 年1回
2004年に設立された「保健タスクフォース(HTF)」が,2008年に「保健作業部会(HWG)」に改組。HIV等の感染症やバイオ・テロ等の保健分野における脅威・課題に対し,迅速かつ適切に対応するためのネットワーク構築,経験・対応策の共有,国際的協力の推進等の取組を実施。 年2回
1989年に設立された「海洋資源保全作業部会(MRCWG)」及び「漁業作業部会(FWG)」が統合され,2011年に「海洋・漁業作業部会(OFWG)」へと改組。1)海洋生態系保全と災害強靭性,2)食料安全保障における海洋の役割,3)海洋科学技術の革新,4)ブルーエコノミーに関する協力推進を実施。 年1回
2011年設立。APECにおける食料安全保障を推進すべく,民間部門が政策に実質的に関与する枠組み。2020年までにAPEC域内の持続可能な食料安全保障の確立を目指し,官民で意見交換を実施。 年1回以上
2012年に「産業科学技術ワーキンググループ(ISTWG)」から「科学技術イノベーション政策パートナーシップ(PPSTI)」に改組。産業界,学界からの参加も得てイノベーション全体を扱う組織。商業化,イノベーション能力の促進及びメンバーエコノミー間のイノベーション協力の促進のため取組を実施。 年2回
2011年設立。APECの活動におけるジェンダーの観点を統合するメカニズムを提供するとともに,ジェンダー問題についての政策的な助言やAPECの作業過程に関連する男女共同参画の問題についての支援を実施。 年2回
1994年の中小企業大臣会合にて設立された「中小企業政策責任者グループ(PLGSME)」が,2000年に「中小企業作業部会(SMEWG)」に改組。中小企業の育成,発展を通じて,貿易・投資の円滑化を実現すべく,様々なプロジェクトを策定,実施。 年2回
1990年設立。情報通信技術(ICT)分野における人材育成,技術移転,地域協力等を目的とし,自由化分科会(LSG),ICT開発分科会(DSG),セキュリティ繁栄分科会(SPSG)及び相互承認(MRA)タスクグループにおいて,技術的・専門的活動を実施。近年はインフラのみならず,ICT利活用や情報セキュリティについても議論。 年2回
1991年設立。APEC域内における運輸分野の現状について認識を共有するとともに,新しい課題について議論。港湾・海事専門家会合,航空専門家会合,陸上交通専門家会合,インターモーダル及びITS(高度道路交通システム)専門家会合の4つに分かれ,各専門家会合の下,より具体化されたテーマに沿った取組を実施。 年2回
1991年設立。APEC域内における観光振興に向け,域内に共通した政策的課題について,情報共有,意見交換,政策における協力を実施。また,観光サテライト勘定の能力開発,環境問題やローカルコミュニティーの観光活動への取り込み(貧困緩和)などについても議論。 年2回
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