国連外交

平成29年12月15日
河野外務大臣とライチャーク第72回国連総会議長(スロバキア共和国外務・欧州問題大臣)との会談1
河野外務大臣とライチャーク第72回国連総会議長(スロバキア共和国外務・欧州問題大臣)との会談2
河野外務大臣とライチャーク第72回国連総会議長(スロバキア共和国外務・欧州問題大臣)との会談3

 現地時間15日16時45分(日本時間16日6時45分)から約20分間,河野太郎外務大臣は,ミロスラフ・ライチャーク第72回国連総会議長(スロバア共和国外務・欧州問題大臣)(H.E. Dr. Miroslav LAJČÁK, President of the 72nd session of the United Nations General Assembly (Minister of Foreign and European Affairs of the Slovak Republic)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭、ライチャーク総会議長より、本年の国連総会において、平和と安全、移民と難民、国連改革持続可能な開発目標(SDGs)の4分野が優先課題である旨の説明がありました。河野大臣から,人間の安全保障の理念や「人道と開発の連携」といった日本の国際協力の理念は,ライチャーク総会議長のビジョンと軌を一にするものであり,ライチャーク総会議長の取組に協力していきたい旨述べました。

2 続いて,安保理改革について議論を行いました。河野大臣から,今国連総会会期中の政府間交渉においてテキスト・ベース交渉を開始し,目に見える進展を遂げることを重視している,ライチャーク総会議長自身の指導力に期待する旨伝え,本件について協力して対応していくことを確認しました。

3 また、河野大臣から、同日に行われた不拡散(北朝鮮)に関する安保理閣僚級会合について説明しつつ,北朝鮮問題についても意見交換を行いました。また,河野大臣から日本とEUが共同で提案している北朝鮮人権状況決議案について,本会議での採択が重要である旨働きかけを行いました。


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