国連外交

平成30年9月25日
UN Photo/Eskinder Debebe

9月25日,午後5時52分から約15分間(現地時間。日本時間26日(水曜日)午前6時52分),第73回国連総会出席のためニューヨークを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,アントニオ・マヌエル・デ・オリヴェイラ・グテーレス国連事務総長(H.E. Mr. António Manuel de Oliveira Guterres, Secretary-General of the United Nations)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭,安倍総理大臣から,8月のグテーレス国連事務総長の長崎訪問に謝意を表し,国際社会の諸課題に取り組む上で国連事務総長と連携していく考えであることを伝えました。グテーレス国連事務総長からも,長崎の式典という重要なひと時に立ち会うことができたことへの謝意が述べられ,日本と国連の協力関係は死活的に重要であるとの発言がありました。
  2. 安倍総理大臣は,日本はSDGsの達成に向けて指導力を発揮していく旨述べ,グテーレス国連事務総長から,SDGsを含む重要課題について,日本と引き続き連携していきたいとの発言がありました。
    両者は安保理を含む国連改革実現の重要性について認識が一致しました。
    また,安倍総理から,PKOでのグテーレス国連事務総長の指導力を支持し,国連と実施中の三角パートナーシップを通じた能力構築支援は有効である旨述べ,グテーレス国連事務総長から,日本の関与に感謝する旨の発言がありました。
  3. 両者は,朝鮮半島の非核化に向けて,引き続き,国際社会が安保理決議の完全な履行を確保することの重要性を確認しました。安倍総理大臣から,拉致問題の早期解決に向け改めて理解と協力を求め, グテーレス国連事務総長の支持を得ました。

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