国連外交

岸田外務大臣の国連安保理公開討論出席

平成28年7月29日

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1 日程,参加者等

(1)7月28日(木曜日),ニューヨークにて,岸田大臣は,日本が安保理議長国として開催した「アフリカにおける平和構築」に関する公開討論に出席し,議長を務めた。

(2)今次公開討論では,潘基文国連事務総長,アミナ・ケニア外務長官,チェルギAU委員会(AUC)平和安全保障委員がブリーファーとして参加した他,ンジャイ・セネガル外務・在外セネガル人大臣,シコティ・アンゴラ外務大臣,アニファ・マレーシア外務大臣,ヴァリニ仏外務・国際開発省開発・仏語圏担当長官や各国常駐代表等から,各国の経験や知見に基づく発言が行われ,アフリカにおける平和構築について包括的な議論が行われた。

(3)その後,岸田大臣は,同公開討論の参加者との昼食を主催し,国際情勢について意見交換を行った。

2 議論の概要

(1)岸田大臣から,日本は平和構築において,「人」と「現場」の重視,生活水準の向上及び多様性への寛容を基本姿勢にしている,今後のアフリカにおける平和構築において制度構築,人材育成,信頼構築及び革新が鍵になる旨述べた。また,アフリカの平和と安全への日本の強いコミットメントを強調するとともに,アフリカのテロ対策のため,3年間で3万人の人材育成を含む約1.2億ドル(約140億円)の支援実施を表明した。

(2)参加した多数の国が我が国の今次会合開催のイニシアティブを評価する旨発言した。

(3)今次公開討論に際して,「アフリカにおける平和構築」について,信頼構築,法の支配,科学技術の活用等の重要性を強調する安保理議長声明を採択した。

3 各バイ会談等

今次公開討論に際し,28日,岸田大臣が行った会談等の概要以下のとおり。

(1)ケニア及びセネガルの外相との朝食会

岸田大臣の主催で,アミナ・ケニア外務長官及びンジャイ・セネガル外務・在外セネガル人大臣と朝食会を行い,岸田大臣から安保理公開討論のテーマを「アフリカにおける平和構築」としたことは我が国のアフリカ重視の証左であり,8月のTICADVIはアフリカの開発アジェンダを後押しする重要な機会であり,日本の強みである人材育成や質の高い技術を通じた貢献をアフリカの首脳に直接訴えたい旨述べた。
また,安保理改革について,岸田大臣から,アフリカの代表性の大幅な向上を強く支持している旨述べ,安保理改革を推進していくために,G4とアフリカが連携していくことの重要性について一致した。

(2)アニファ・マレーシア外務大臣との会談

岸田大臣は,アニファ・アマン・マレーシア外務大臣と会談を行い,共にアジアからの安保理メンバーを務め,戦略的パートナーでもあるマレーシアと,特に,地域における問題の平和的解決や地域の安定のために協力したい旨述べた。
両大臣は,南シナ海をめぐる問題,北朝鮮情勢等についても意見交換を行い,地域及び国際社会の課題について今後とも緊密に協力していくことで一致した。

(3)潘基文国連事務総長との会談

岸田大臣から,引き続きアフリカにおける平和構築に貢献したい旨,テロとの闘いにおける国連への期待は大きい,暴力的過激主義対策について,潘事務総長が発表した行動計画を強く支持する旨述べた。さらに,北朝鮮に関し,安保理決議の厳格な履行や安保理における断固たる対応等により圧力を強化したい旨述べた。
これに対し,潘事務総長からは,平和構築,テロ対策等各分野における日本の貢献に対する謝意の表明があり,また,TICADの重要性等に言及があるとともに,北朝鮮情勢,気候変動についても発言があった。

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