国連外交

平成28年7月29日
1 7月28日(木曜日)15時30分(NY時間)から約30分間, 岸田外務大臣は,潘基文(パン・ギムン)国連事務総長と会談を行ったところ概要は以下のとおりです。

2 冒頭,岸田大臣より,同日の公開討論参加等への謝意を述べた後,最近の南スーダン情勢にも見られるとおり,アフリカにおける平和は,国際社会にとって極めて重要な問題である,我が国として引き続きアフリカにおける平和構築に貢献していきたい旨発言しました。

3 また,岸田大臣から,テロについて,テロとの闘いにおける国連への期待は大きい,暴力的過激主義対策について,潘事務総長が発表した行動計画を我が国は強く支持するとともに,潘事務総長の下,国連が中心となってあらゆる国際機関が協力して早急に実施されることを期待している旨述べました。

4 さらに,岸田大臣から,核・ミサイル開発を継続する北朝鮮に対し,安保理決議の厳格な履行や安保理における断固たる対応等により圧力を強化していきたい,国連と協力しながら,拉致,核,ミサイルといった諸懸案の包括的な解決に向けて取り組んでいきたい旨述べました。

5 これに対し,潘事務総長からは,平和構築,テロ対策等各分野における日本の貢献に対する謝意の表明,TICADの重要性等に言及があるとともに,気候変動についても発言がありました。

6 北朝鮮に関して,安保理としてしっかりしたメッセージを発していくことの重要性についても一致しました。

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