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茂木外務大臣の安保理改革に関するG4外相会合出席
令和元年9月25日
9月25日(水曜日)午後4時50分頃(現地時間:日本時間26日午前5時50分頃)から約40分間,国連総会出席のためニューヨークを訪問中の茂木敏充外務大臣は,安保理改革に関するG4(日本,ブラジル,ドイツ,インド)外相会合に出席したところ,概要は以下のとおりです。
1 出席者
日本 | : | 茂木外務大臣 | |
ブラジル | : | アラウージョ外務大臣(議長) | |
ドイツ | : | マース外務大臣 | |
インド | : | ジャイシャンカル外務大臣 |
2 会合の概要
(1)会合では,G4外相間で,安保理改革に関する現状を振り返り,改革実現に向けた決意を確認するとともに,今後の取組について意見交換を行いました。
(2)G4外相は,政府間交渉(IGN)の開始から10年以上が経つ中,未だ実質的な進展が得られていないことに対して懸念を表明し,テキスト・ベース交渉を開始させ,常任・非常任議席双方の拡大を含む形での安保理の早期改革が必要であることを改めて確認しました。
(3)その上で,G4外相は,(ア)今期総会において進展を得るため,ムハンマド・バンデ総会議長と連携して,IGNのプロセス改善に取り組むこと,(イ)来年(2020年)の国連創設75周年を念頭に,平和・安全の維持に責任を負う能力と意思を有するG4が緊密に連携しつつ,アフリカを含む他の有志国に対する関与を継続していくことで一致し,今後の取組に関する事務レベルでの調整・検討を加速させることとしました。