国連外交
岸外務副大臣の国連安全保障理事会公開討論出席
平成29年1月12日
岸信夫外務副大臣は,1月9日から11日まで,ニューヨークを訪問し,国連安全保障理事会閣僚級公開討論に出席したほか,ヴァルストローム・スウェーデン外相及びウォックナー・エチオピア外相と会談を行いました。概要は以下のとおりです。
1 安保理公開討論

10日午前,岸副大臣は,「紛争予防と平和の持続」をテーマにスウェーデン外相が議長を務める国連安保理公開討論に出席しました。会合には,本年就任したグテーレス国連事務総長も出席し,紛争予防の重要性と,平和の持続を国連として推進していく必要性につき述べました。
岸副大臣からはステートメントを行い,我が国が積極的平和主義に基づき推進する平和構築や人間の安全保障などの紛争予防に向けた取組につき発信するとともに,グテーレス新事務総長と緊密に連携していきたい旨述べました。会合では,他の安保理理事国を始めとする各国から,国連が平和の持続に向けて幅広い取組を推進すること,更にはその中での安保理と事務総長の協働の重要性について発言がありました。
岸副大臣からはステートメントを行い,我が国が積極的平和主義に基づき推進する平和構築や人間の安全保障などの紛争予防に向けた取組につき発信するとともに,グテーレス新事務総長と緊密に連携していきたい旨述べました。会合では,他の安保理理事国を始めとする各国から,国連が平和の持続に向けて幅広い取組を推進すること,更にはその中での安保理と事務総長の協働の重要性について発言がありました。
2 ヴァルストローム・スウェーデン外相との会談

9日,岸副大臣は,「紛争予防と平和の持続」をテーマに翌10日に本安保理公開討論の議長を務めるマルゴット・ヴァルストローム・スウェーデン外務大臣(H.E. Ms. Margot Wallström,Minister for Foreign Affairs of the Kingdom of Sweden)と会談を行いました。
岸副大臣から,紛争予防と平和の持続の重要性を強調しつつ,本公開討論の開催を歓迎する旨述べるとともに,北朝鮮,シリアや南スーダン等の地域情勢及び,安保理改革を含む国際社会の課題について今後とも緊密に協力していきたい旨述べました。これに対し,ヴァルストローム外相からスウェーデンの紛争予防等に関する取組について述べ,北朝鮮や安保理改革等について意見交換を行いました。両者は2018年の外交関係樹立150周年に向けて二国間協力を促進していくとともに,今年一年間,共に安保理メンバーとして,緊密に連携していくことで一致しました。
岸副大臣から,紛争予防と平和の持続の重要性を強調しつつ,本公開討論の開催を歓迎する旨述べるとともに,北朝鮮,シリアや南スーダン等の地域情勢及び,安保理改革を含む国際社会の課題について今後とも緊密に協力していきたい旨述べました。これに対し,ヴァルストローム外相からスウェーデンの紛争予防等に関する取組について述べ,北朝鮮や安保理改革等について意見交換を行いました。両者は2018年の外交関係樹立150周年に向けて二国間協力を促進していくとともに,今年一年間,共に安保理メンバーとして,緊密に連携していくことで一致しました。
3 ウォックナー・エチオピア外相との会談

9日,岸副大臣は,ウォックナー・ゲベイョウ・エチオピア外相(H.E. Dr. Workneh Gebeyehu Negewo, Minister of Foreign Affairs of the Federal Democratic Republic of Ethiopia)と会談を行いました。
冒頭,岸副大臣から,昨年のTICAD VIの成功へのエチオピアの協力に対する謝意,JETROアディスアベバ事務所の開設などを通じた二国間経済関係の強化への期待を表明しました。また,本年も,北朝鮮,シリアや南スーダン等の地域情勢及び,安保理改革を含む国際社会の課題について安保理の内外で緊密に協力していきたい旨述べました。これに対し,ウォックナー外相からは,日本はエチオピアの最も古い友好国の一つであるとして,我が国によるこれまでの支援につき謝意が述べられるとともに,南スーダン情勢等に関するエチオピアの取組について紹介がありました。
両者は,二国間関係の更なる強化及び安保理改革や北朝鮮,シリア情勢等の各種地域情勢をはじめとする安保理における緊密な連携を確認しました。
冒頭,岸副大臣から,昨年のTICAD VIの成功へのエチオピアの協力に対する謝意,JETROアディスアベバ事務所の開設などを通じた二国間経済関係の強化への期待を表明しました。また,本年も,北朝鮮,シリアや南スーダン等の地域情勢及び,安保理改革を含む国際社会の課題について安保理の内外で緊密に協力していきたい旨述べました。これに対し,ウォックナー外相からは,日本はエチオピアの最も古い友好国の一つであるとして,我が国によるこれまでの支援につき謝意が述べられるとともに,南スーダン情勢等に関するエチオピアの取組について紹介がありました。
両者は,二国間関係の更なる強化及び安保理改革や北朝鮮,シリア情勢等の各種地域情勢をはじめとする安保理における緊密な連携を確認しました。