G7
G7外相会合(結果概要)
令和6年9月23日

現地時間9月23日、午後7時45分(日本時間9月24日午前8時45分)から約90分間、国連総会に出席するためニューヨークを訪問中の上川陽子外務大臣は、G7外相会合に参加したところ、概要は以下のとおりです(出席者:G7外相及びEU上級代表が出席。)。
- 会合では、国際社会の喫緊の課題である中東情勢やウクライナ情勢について議論が行われました。ウクライナについては、G7の揺るぎない支持を改めて確認するとともに、繰り返されるロシアによる暴挙を早期に終結させるべく連携していくことで一致しました。また、越冬支援の重要性、復旧復興のあり方について議論が行われ、早期にウクライナにおける包括的で公正かつ永続的な平和を実現すべく、国際社会のパートナーと連携していくことの重要性が確認されました。
中東情勢については、レバノンや西岸における状況への懸念が示されるとともに、暴力の連鎖を断ち、地域に紛争が拡大していくことを防ぐことが喫緊の課題であり、G7が連携して対応していくことの重要性が確認されました。また、米国等による仲介努力への支持を改めて確認するとともに、即時停戦、全ての人質の解放、人道支援の拡充、中東和平プロセスへの取組の再活性化に関する議論が行われ、G7で連携して対応していくことで一致しました。
この他、中国や北朝鮮等のインド太平洋情勢を含め、地域情勢についても意見交換を行いました。 - 上川大臣からは、欧州、中東及びインド太平洋の安全保障の不可分性を強調し、国際社会の幅広い課題に対して、G7で結束して対応していくことの重要性を述べました。また、中東における暴力の連鎖や深刻な人道状況に対する懸念を共有し、G7が結束して対応していくことの重要性を指摘しました。また、ウクライナについては、WPSの視点も取り入れつつ、中長期的視点に立った復旧・復興支援の重要性を強調しました。
- G7外相は、引き続き緊密に意思疎通を行い、連携していくことで一致しました。