海洋安全保障

平成29年11月24日
  1. 20日,ローマにおいて,G7ルッカ外相会合のフォローアップとして,第3回「海洋安全保障に関するG7ハイレベル会合」が開催されました。
  2. この会合には,G7各国政府関係者の他,各国政府及び国際機関関係者や,有識者が参加し,我が国からは,総合外交政策局海上安全保障政策室長が出席しました。
  3. 会合の概要は以下のとおりです。
  • (1)各セッションでは,ア 海上における不法行為への対応,イ テクノロジーの利用を通じた海洋環境の安全と安全保障の向上,ウ 海洋状況把握(MDA:Maritime Domain Awareness)の強化,エ 海洋環境の保護を議題にG7各国の政府及び国際機関関係者や有識者による講演が行われ,続いて参加者の間で活発な議論が行われました。
  • (2)我が国からは,インド太平洋地域の法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序を維持・強化し,いずれの国にも分け隔てなく安定と繁栄をもたらす国際公共財とすることの重要性を強調するとともに,アジアやアフリカにおける海賊対策,MDA能力構築支援を含む海洋安全保障に関する我が国の取組について言及しました。
  • (3)最後に次期G7議長国であるカナダから,本会合での海洋安全保障に関する議論を踏まえつつ,G7各国と国際社会における諸課題について議論していきたい旨言及がありました。

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