国連外交
カレ国連活動支援担当事務次長による林内閣官房長官表敬
令和7年7月2日


7月2日、午後2時05分から約20分間、林芳正内閣官房長官は、訪日中のアトゥル・カレ国連活動支援担当事務次長(Mr. Atul Khare, Under-Secretary-General for Operational Support, the United Nations)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、林官房長官から、「国連三角パートナーシップ・プログラム(TPP)」が多くの賛同国を得て、発展していることは喜ばしい旨述べるとともに、紛争が増加している現状において、PKOミッションの重要性は増している旨述べました。
- これに対し、カレ事務次長から、国連TPPが大きく発展してきていることを紹介するとともに、日本による国連TPPを通じた国際の平和と安全への多大な貢献に謝意を表したいとの発言がありました。また、双方は、「UN80イニシアティブ」の下での国連改革について意見交換を行い、日本・国連間の連携を継続していくことを確認しました。
(参考)国連三角パートナーシップ・プログラム(TPP)
国連、支援国、要員派遣国の三者が協力して国連PKO要員の能力構築支援を行う枠組み。平成26年に国連で開催された第1回国連PKOサミットにおいて、安倍総理大臣(当時)がTPP創設の契機となったPKO早期展開への支援を表明して以来、日本は、工兵、医療等の分野における訓練への教官派遣を通じて、旗振り役としてこの枠組みを推進。