平和構築

平成29年3月28日
1 我が国は,国際連合南スーダン共和国ミッション(UNMISS)に,平成23年11月から司令部要員を,平成24年1月から陸上自衛隊の施設部隊(以下,「派遣施設隊」という。)を派遣しています。

現在南スーダンでは,国連による新たなPKO部隊である地域保護部隊約4,000人の増強により,ジュバの治安の一層の安定に向けた取組が進みつつあり,また,南スーダン政府は,民族融和を進めるためにも,国民対話を行うことを発表するなど,国内の安定に向けた取組が進展しており,国造りは,新たな段階に入ろうとしています。

そうした中,施設部隊の派遣は5年以上が経過し,設部隊の派遣としては過去最長となっており,これまでの我が国のPKO活動の中で,過去最大規模の実績を積み重ねてきております。このことから,自衛隊が担当するジュバでの施設活動については,一定の区切りをつけることができると考え,本年5月末を目途に施設部隊の活動を終了することといたしました。他方,司令部要員については派遣を継続し,引き続きUNMISSの活動に貢献していきます。

なお,国際平和協力法第7条第1号の規定に基づき,変更に係る実施計画の内容について,国会に報告することとなっています。

2 変更内容

 閣議決定日施行分
  • 派遣期間の延長
    司令部要員及び連絡調整要員については平成30年2月28日まで、施設部隊については平成29年5月31日まで国際平和協力業務を行うべき期間を延長。
  • 輸送機の追加
    施設部隊の撤収作業に必要な輸送機(KC-767)を1機から3機に増加。
 6月1日施行分
  • 施設部隊の規定の整理
    施設部隊の活動が本年5月末をもって終了するため,関連する規定を削除。
  • 国際平和協力隊の隊長を設置
    国際平和協力隊が個人派遣要員のみになることに伴い,隊務を掌理させるために隊長を設置。

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