日本の安全保障と国際社会の平和と安定
女性が輝く社会に向けた国際シンポジウムWorld Assembly for Women in Tokyo: WAW! Tokyo 2014
ハイレベル・ラウンドテーブルの開催

(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)
1 12日から14日までの日程で,東京において,「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」(World Assembly for Women in Tokyo,略称:WAW! Tokyo 2014)が開催されています。(日本国政府,日本経済団体連合会,日本経済新聞社,日本国際問題研究所共催。日本経済研究センター後援。)。
2 本13日は,六本木ヒルズ・アカデミーヒルズにおいて「ハイレベル・ラウンドテーブル」が開催され,安倍晋三総理大臣,安倍昭恵総理夫人,有村治子女性活躍担当大臣他が出席し,岸田文雄外務大臣が全体議長を務めました。
3 オープニング・セッションでは,冒頭,安倍総理がスピーチ(日本語(PDF)/英語(PDF)
/首相官邸HP動画
)を行い,日本が,約束を守り行動をとる国として,国際社会において,教育や保健などの基本的な権利を女性に保障する支援や女性の経済的自立を促す支援を引き続き行っていくとの決意を表明しました。また,UN Womenとの連携を強化していくことを強調した上で,UN Womenの日本事務所が開設されることにつき歓迎の意を示しました。さらに,参加者に対して,具体的な行動につながる提案を期待する旨述べました。
また,クラークUNDP総裁,ムランボ=ヌクカUN Women事務局長,チョードリー・バングラデシュ国会議長,エクエ・トーゴ社会運動・女性地位向上・識字教育大臣及びピニャト・エルサルバドル大統領補佐官からも女性の保護や活躍促進の重要性に関する発言がありました。

(写真提供:内閣広報室)

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4 続いて,2つの分科会が行われ,参加者は,更に各分科会は以下のテーマで3つのグループに分かれて議論を行いました。
(1)分科会1「経済における女性の活躍促進」
(ア)「企業・組織の中での女性の活躍」
(イ)「女性と起業」
(ウ)「働く女性を支えるインフラ」
(2)分科会2「グローバルな課題と女性のイニシアティブ」
(ア)「これからの「人間の安全保障」と女性」
(イ)「女性が創る平和と繁栄」
(ウ)「女性が自己決定できる社会」


5 分科会2の全体会合の冒頭では,岸田外務大臣からスピーチ(日本語(PDF)/英語(PDF)
)を行い,紛争下の性的暴力の撲滅のための取組を強化するとの決意を表明しました。また,紛争予防・平和構築,災害に強い社会づくりや災害復興にも女性の参画が不可欠である旨述べました。さらに,人間の安全保障の理念が,世界で主流化し,ポスト2015年開発アジェンダに反映することにより,支援が確実に女性に届くとの認識を示すとともに,UNDPやUN Women等の国際機関等との連携を一層深めていくことを約束しました。
続けて,バングーラ紛争下の性的暴力担当国連事務総長特別代表から発言がありました。
同様に,分科会1の全体会合の冒頭では,有村女性活躍担当大臣からスピーチを行い,女性の力は日本の最大の潜在力であり,全ての女性が輝く社会の実現に向けて,本腰を入れて取り組んでおり,今後も国内外の参加者とも協力しながら行動していきたい,と述べました。
続けて,フー・シンガポール首相府大臣兼第二外務大臣兼第二環境・水資源大臣から発言がありました。
【参考】日程
9月 | 12日 | 【午後】公開フォーラム |
【夕方】レセプション | ||
13日 | 【終日】 ハイレベル・ラウンドテーブル | |
14日 | 文化行事(富士山近郊視察・散策)・地方展開 | |
14日 | 地方展開 | |
8日~19日 | シャイン・ウィークス |