安倍総理大臣

平成26年3月28日
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)

 本28日午後1時50分から約15分間,安倍晋三内閣総理大臣は,外務省の招へいにより来日したムランボ=ヌクカUN Women(ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関)事務局長(Her Excellency, Ms. Phumzile Mlambo-Ngcuka, Executive Director of UN Women)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,安倍総理から,ムランボ=ヌクカ事務局長の来日を歓迎し,日本は政府を挙げて「女性の輝く社会」の実現に向けて積極的に取り組んでおり,昨年の国連総会で述べた様に,特にUN Womenとの連携強化を重視している旨述べました。これに対し,ムランボ=ヌクカ事務局長より,総理の演説により,女性の経済的エンパワーメントに取り組むUN Womenがより脚光を浴びることとなった,日本の政策と軌を一にしており,共通の目標に取り組んで行きたい旨述べました。

2 また,安倍総理から,UN Womenとの連携強化重視の現れとして,日本の国際機関への拠出金が減少する中,本年はUN Womenに1,000万ドル超を拠出予定である旨述べるとともに,日本国内においては,成長戦略の中核に女性の活躍を位置づけ,環境整備のための施策を順次実施中であり,国際的にも,アフリカ等で女性の活躍の機会が保証されるような社会の実現に向け協力している旨述べました。これに対し,ムランボ=ヌクカ事務局長は,日本からの拠出が増えたことに謝意を述べるとともに,日本政府が開催を予定している女性が輝く社会に向けた国際シンポジウムに,女性の経済的エンパワーメントや女性・平和・安全保障等の分野において国連内で調整機能を担っているUN Womenの事務局長として参加する方向で考えたい旨述べました。

3 最後に,安倍総理とムランボ=ヌクカ事務局長は,日本政府とUN Womenの間で引き続き連携を強化していくことを確認しました。


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