スイス連邦

令和2年2月27日
2月24日(月曜日)~26日(水曜日),尾身外務大臣政務官は,スイスのジュネーブにおいて,第43回人権理事会ハイレベル・セグメント,ジュネーブ軍縮会議(CD)公式本会議,及び対人地雷禁止条約第5回プレッジング会合に出席してステートメントを実施したほか,各国・国際機関の要人と会談等を行いました。概要は以下のとおりです。

1 ジュネーブ軍縮会議(CD)公式本会議

2月25日午前,尾身政務官は,ジュネーブ軍縮会議(CD)公式本会議のハイレベル・セグメントにおいてステートメント(英語(PDF) / 骨子(PDF))を実施しました。その中で,尾身政務官は,厳しい国際安全保障環境の中で,いかに現実的・実践的な形で核軍縮を進めていくかが課題であることを強調した上で,全ての核兵器国を含む重要なステークホルダーが参加するCDが歩み寄りの場となるべきこと,日本は核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)の早期交渉開始を重視していること,新興技術等の新しい課題を議論することの重要性等を強調しました。その上で,本年の核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議に向けた我が国の取組や,北朝鮮問題についての我が国の立場を説明しました。
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2 対人地雷禁止条約第5回プレッジング会合

2月25日午後,尾身政務官は対人地雷禁止条約第5回プレッジング会合においてステートメント(英語(PDF) / 仮訳(PDF))を実施しました。その中で,尾身政務官は,我が国の対人地雷対策における取組を紹介するとともに,対人地雷禁止条約の普遍化及び強化に向けて,令和2年度予算で2万5,471スイスフランを拠出すべく国内手続き中である旨を表明しました。
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3 第43回人権理事会ハイレベル・セグメント

2月25日午後,尾身政務官は人権理事会ハイレベル・セグメントにおいてステートメント(英語 / 仮訳)を実施しました。その中で,尾身政務官は,我が国が本年主催する国際イベントでの取組に触れつつ,我が国として引き続き世界の人権保護・促進に貢献する旨述べ,国内外の様々な人権課題に対する我が国の取組や方針を説明しました。また,韓国の代表団が前日のステートメントにおいて慰安婦問題に言及したことを受け,同問題に関する日本の立場や取組を述べました。
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4 各国及び国際機関の要人との会談等

尾身政務官は,国際機関関係者としては,ヴィトリーノ国際移住機関(IOM)事務局長,マウラー赤十字国際委員会(ICRC)総裁,水鳥国連事務総長特別代表(防災担当),テドロス世界保健機関(WHO)事務局長,ジャノッティ欧州合同原子核研究機関(CERN)所長,バチェレ国連人権高等弁務官と会談を行い,引き続き緊密に連携していくことを確認しました。
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    ヴィトリーノ国際移住機関事務局長との会談
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    マウラー赤十字国際委員会総裁との会談
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    水鳥国連事務総長特別代表との会談
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    テドロス世界保健機関事務局長との会談
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    ジャノッティ欧州合同原子核研究機関所長との会談
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    欧州合同原子核研究機関の視察
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    バチェレ国連人権高等弁務官との会談
また,ダマレス・ブラジル女性・家族・人権大臣,アル・ハーテル・カタール外務大臣補佐官,チョウ・ティン・スエ・ミャンマー国家最高顧問府大臣,ジェルノフスキ・北マケドニア外務副大臣,ブロロ・グアテマラ外務大臣等と会談を行い,拉致問題やハンセン病差別撤廃等について協力を要請したほか,二国間関係等について意見交換を行いました。さらに,在ジュネーブの日本人国際機関職員を激励し,意見交換を行いました。
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    ダマレス・ブラジル女性・家族・人権大臣との会談
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    アル・ハーテル・カタール外務大臣補佐官との会談
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    ジェルノフスキ・北マケドニア外務副大臣との会談
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    ブロロ・グアテマラ外務大臣との会談

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