人権外交

平成30年2月14日
子供2030サミット堀井政務官スピーチ二回目
2月14日,堀井学外務大臣政務官は,スウェーデン・ストックホルムで開催された「子どものための2030アジェンダ:ソリューションズ・サミット」のワークショップ「オンラインの暴力及び虐待からの保護:デジタル時代の子ども」に出席し,日本政府を代表して以下のスピーチを英語で行いました。

共同議長,ありがとうございます。

本ワークショップに参加することができ,大変嬉しく思っております。日本のリーダーたちは,英国や他の関係者と緊密に協力し,「オンラインの子どもの性的搾取撲滅のためのWePROTECT世界連携」にコミットしております。

昨年8月,安倍総理及びメイ英首相は,安全保障協力に関する日英共同宣言において,WePROTECT世界連携への積極的な参加を通じたものを含め,重大かつ組織的な犯罪に対処するための協働を継続していくと述べました。さらに,日本と英国の外務・防衛大臣は,2017年12月の日英「2+2」において,そのコミットメントを再確認しました。この点,小此木八郎国家公安委員長が,日本政府内においてWePROTECT世界連携の主務大臣としてイニシアティブを取ってきました。

日本政府は,昨年4月に策定した「児童の性的搾取等に係る対策の基本計画」に基づき,インターネット上の児童ポルノ画像の拡散とアクセスを防止する対策を行ってきました。実際に,政府,企業及び市民社会は,インターネット上のそうした画像の削除に協力して取り組んできました。本日御臨席を頂いているYahoo!Japanは,他の共催者と共に,先週「セーファー・インターネット・デー2018」というセミナーをユニセフ・ハウスにおいて開催しました。同セミナーにおいて,日本の関係者は,この非常に重要な問題のベスト・プラクティス及び教訓を共有するため集いました。

日本政府は,本日御臨席されている企業,市民社会及びその他関係者と手を取り合って取り組み,オンラインの子どもの性的搾取を撲滅するとのコミットメントを再確認いたします。御清聴ありがとうございました。


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