女性
G7広島サミットフォローアップ:GEAC報告書発表シンポジウム
ジェンダー平等と女性のエンパワーメントに向けて

コンセプト
G7広島サミットに先立つ2023年5月、G7日本議長国下で招集されたジェンダー平等アドバイザリー評議会(注)(以下「GEAC」という。)は、ジェンダー平等の実現と女性のエンパワーメントの促進に向けた提言サマリー(「資金」、「教育」、「平和構築」、「データ」の4テーマに沿った提言を含む。)をとりまとめました。GEACは今般、提言サマリーを基に最終報告書を作成し、岸田総理に提出する予定です。本会合は、本報告書の完成を記念して外務省が開催するものです。
本会合においては、GEAC委員が最終報告書を発表し、同報告書に基づいて、ジェンダーに知見を有する各分野の専門家としての視点を交えてパネルディスカッションを行います。GEAC委員によるパネルディスカッション及びフロアからの質疑等を通じて、提言への聴衆の理解を深め、ジェンダー平等の実現と女性のエンパワーメントの促進に向けた国内議論を喚起する機会とすることを目指しています。また、本会合は、昨年12月のWAW!2022、本年5月のG7広島サミットという流れの中で議論されてきたジェンダー関連諸課題をフォローアップし、広く対外発信する場となります。
(注)ジェンダー平等アドバイザリー評議会(GEAC)は、G7の首脳に対してジェンダー平等に関する提言を行う外部諮問機関。カナダ議長国下の2018年に発足して以来、例年G7議長国により招集され(2020年米国議長国下を除く。)、議長国首脳に対してジェンダー平等の実現と女性のエンパワーメントの促進に向けた提言を提出しています。14名で構成され、うち日本からは白波瀬佐和子・東京大学教授(議長)及び黒田玲子東京大学名誉教授の2名が参加しています。
開催日時・場所
- 日時:
- 2023年12月13日(水曜日)10時00分~12時00分
- 場所:
- 国連大学ビル5階 エリザベスローズ国際会議場 (アクセス
)
一般傍聴者募集(締め切り)
一般傍聴者の募集は締め切りました。
取材募集(締め切り)
取材のお申し込みは締め切りました。
プログラム
9時30分~10時00分 | 受付 |
開会の辞 上野 通子 内閣総理大臣補佐官(女性活躍及び高齢者・消費者対策担当) ビデオメッセージ 上川 陽子 外務大臣 |
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報告書の発表
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GEAC委員によるパネルディスカッション
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フロアからの質疑応答 | |
総括:白波瀬 佐和子 GEAC議長(東京大学教授) | |
挨拶:チリツィ・マルワラ 国際連合大学学長 | |
閉会の辞:齋木 尚子 外務省参与(女性担当大使) |
登壇するGEACメンバー(議長以下はアルファベット順、敬称略)
白波瀬 佐和子 GEAC議長/東京大学教授

1997年にオックスフォード大学で社会学の博士号を取得後、2006年に東京大学に助教授として着任。2010より教授。社会階層および人口社会学、所得と富の不平等、家族および社会保障制度など、ジェンダーと世代に着目して、実証研究を実施してきた。2018年から2023年まで国際社会学会副会長を務め、2021年から国際学術会議(ISC)の副会長を務めている。
カロリーネ・ファーベルガー 会長/役員/投資家

金融サービス事業においてキャリアを築き、スカンジナビア地方の金融機関での上級職、最近ではスウェーデンのICA保険のCEOに就任。現在、国際的な金融機関の取締役として活動している。ベンチャーキャピタルやプライベートエクイティ分野を専門とする。
マキシム・ウィナト UN Women東・南部アフリカ地域事務局長

国連勤務以前の2000年から2008年にかけ、オックスファムUKの西アフリカ地域副事務局長及び南アフリカ地域事務局長を務める。また、国連開発計画(UNDP)、国際労働機関(ILO)、アフリカ開発銀行(AfDB)等の様々な団体と協力している。応用社会学の博士号、MBA、持続可能性と社会的インパクトに関する修了証明書を保持。
黒田 玲子 中部大学特任教授/東京大学名誉教授

東大より修士博士号(化学)。ロンドン大、東大勤務。分光学、結晶学、生物学における左右非対称を専門。科学政策(ICSU副会長)、教育、女性科学者、科学コミュニケーション、環境(SDGsに関する国連事務総長諮問委員、ローマクラブ)においても活動。
エドウィジ・ニュエンス European Women on Boards議長

金融業界で影響力のあるリーダー。国際銀行連盟の会長として、世界の銀行業界を代表している。ジェンダーや多様性を長年提唱しており、European Women on Boardsの議長を無償で務め、GEACではEUを代表している。EUレベルでの取締役会におけるジェンダーバランスに関する指示の承認に尽力。
サラ・サンズ ブリティッシュカウンシル副理事長

サンデ-・テレグラフ紙及びイブニング・スタンダード紙の新聞紙の編集を務めており、以前はBBCラジオの編集者だった。現在、バークレーグループ、チャンネル4の役員、ホーソーン・アドバイザー社パートナー、サイエンス・ミュージアム・グループ理事を務める。
アンダ・サパルダン Sehati TeleCTG社共同創業者

約20年前からヘルスケア業界にて活動。病院経営に20年間携わった後、質の高いヘルスケアへの妊婦の平等なアクセスを可能にし、予防医療を通して母親と新生児の死亡率の低下を証明した医療テクノロジー企業Sehati TeleCTGを2016年に創設。「テック分野の50人の女性」の1人として知られており、現在は政策関連分野で活動している。
メレーン・バービア ジョージタウン大学女性・平和・安全保障研究所長

初代の米国際女性問題担当大使として、女性の政治的、経済的及び社会的前進に関する外交政策と各種活動の調整に尽力。バイタルボイス・グローバルパートナーシップ会長兼共同CEO、クリントン政権での大統領補佐官及び大統領夫人首席補佐官を歴任。
問い合わせ先
外務省 女性参画推進室
電話(代表):03-3580-3311