人権外交

平成27年3月4日
人権理事会でのステートメント
国連代表部内における原爆展視察
マウラーICRC総裁との会談
 宇都隆史外務大臣政務官は,3月2日(月曜日)から3月3日(火曜日)まで,スイスのジュネーブを訪問し,第28回人権理事会ハイレベル・セグメント及びジュネーブ軍縮会議(CD)公式本会議に出席してステートメントを実施したほか,各国・国際機関の要人との会談等を行いました。概要は以下のとおりです。

1 第28回人権理事会ハイレベル・セグメント(3月2日)

 3月2日午後,宇都政務官はステートメント(英文(PDF)別ウィンドウで開く和文(PDF)別ウィンドウで開く)を実施し,その中で,日本人2名の尊い人命が犠牲となったことに言及した上で人権・人道を無視するテロ行為は言語道断の許しがたい暴挙であり,断固として非難する旨述べるとともに,日本が,過激主義の流れを食い止めるべく,人権理事会や国際社会と連携し,引き続き最大限の外交努力を払う考えである旨述べました。また,日本はEUと共に今次人権理事会においても,北朝鮮人権状況決議を提出する予定である旨述べた上で,国際社会からの北朝鮮に対する強力なメッセージとなるよう,幅広い支持を求めました。

2 ジュネーブ軍縮会議(CD)公式本会議(3月3日)

 3月3日午後,宇都政務官は, CDにおいて,CDの再活性化及び兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)交渉の即時開始の重要性,核不拡散条約(NPT)運用検討会議に向けた我が国の方針等を含め,我が国の核軍縮外交に関する基本的考え方や具体的取組を発信するステートメント(英文(PDF)別ウィンドウで開く和文骨子(PDF)別ウィンドウで開く)を実施し,各国の協力を力強く呼びかけました。また,前日の3月2日の北朝鮮による弾道ミサイル発射に対する深刻な懸念を表明しました。この機会に,2011年11月に国連欧州本部に開設された原爆常設展も視察しました。

3 各国及び国際機関の要人との会談等(3月2,3日)

(1)各国要人等との会談

 カスタネダ・エルサルバドル統合・経済促進担当外務次官,ロイサガ・パラグアイ外務大臣,マウラー赤十字国際委員会(ICRC)総裁,ゼイド国連人権高等弁務官,クオン・ベトナム外務次官,バクーシュ・チュニジア外務大臣,アイバーン・サウジアラビア人権委員会委員長との間で意見交換を行い,北朝鮮人権状況決議及びそのフォローアップに対する支持要請を行ったほか,人権分野における協力等について意見交換を行いました。

(2)国連邦人職員との意見交換

 ジュネーブの国連機関で活躍する邦人職員との間で,国連において日本の存在感を高めていくとの観点からの意見交換を行いました。

 【参考】 宇都政務官の出張日程

3月2日(月曜日)ジュネーブ着
人権理事会ハイレベル・セグメント出席
各国要人との会談等
3月3日(火曜日)国連欧州本部原爆常設展視察
軍縮会議公式本会議出席
各国・国際機関要人との会談等
同日ジュネーブ発


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