外務副大臣・外務大臣政務官
石原外務大臣政務官のジュネーブ訪問(概要)
石原宏高外務大臣政務官は,3月3日(月曜日)から3月5日(水曜日)まで,スイスのジュネーブを訪問し,第25回人権理事会ハイレベル会合及び軍縮会議(CD)公式本会議に出席してステートメントを実施したほか,各国・国際機関の要人との会談等を行いました。概要は以下のとおりです。
1 第25回人権理事会ハイレベル会合(3月3日)
3月3日午後,石原政務官はステートメント(英文本文(PDF)・和文仮訳(PDF)
)を実施し,その中で,北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)の最終報告書をしっかりフォローアップし,拉致問題を含む北朝鮮の人権状況の改善を北朝鮮に強く求めるため,我が国がEUと共に人権理事会に提出予定の北朝鮮人権状況決議案に対する支持を求めました。また,シリアにおける人道状況改善のために外交努力を継続すべきことを訴えた他,アフリカにおける人権・人道問題について我が国が行ってきた取組についても述べました。その他,女性の地位向上に向けた関係国際機関との協力や,普遍的・定期的レビュー,人権諸条約とそれらの委員会が人権状況改善に果たす役割にも言及しました。
2 ジュネーブ軍縮会議(CD)公式本会議(3月4日)
3 各国及び国際機関の要人との会談等(3月3・4日)
(1)各国要人等との会談
イェリック・カナダ国務大臣(外務・領事担当),スワイア英国外務閣外大臣,ミン・ベトナム副首相兼外務大臣,ブーアイダ・モロッコ外務・協力大臣付特命大臣,ピーリス・スリランカ外務大臣,ピレー国連人権高等弁務官との間で意見交換を行い,北朝鮮人権状況決議及びそのフォローアップに対する支持要請を行ったほか,スリランカ人権状況決議を含む今次人権理事会の重要課題及び各国との二国間関係等について幅広く意見交換を行いました。
(2)国連邦人職員との意見交換
ジュネーブの国連機関で活躍する邦人職員との間で,国連において日本の存在感を高めていくとの観点からの意見交換を行いました。