スウェーデン王国

令和2年4月3日

 4月3日,午後3時5分頃から約40分間,安倍晋三内閣総理大臣は,先方の求めに応じてステファン・ロヴェーン・スウェーデン首相(H.E. Mr. Stefan Löfven, Prime Minister of the Kingdom of Sweden)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 ロヴェーン首相から,新型コロナウイルス感染症にかかるスウェーデンの取組について説明がありました。また,安倍総理大臣から,同感染症に対する日本での取組を説明し,両首脳は,両国が類似した科学的知見に基づいたアプローチをとっているとの認識で一致しました。

2 また,両首脳は,現在の世界的な感染拡大を収束させるため,国際社会でも医療先進国である両国の間でも引き続き緊密に連携・協力していくことで一致しました。

3 安倍総理大臣は,スウェーデンに在留する邦人に対して,必要な場合の支援を要請し,ロヴェーン首相は当然支援したいと述べました。

4 安倍総理大臣は,2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に関し,2021年の夏に延期することとし,人類が新型コロナウイルス感染症に打ち勝った証として,完全な形で東京オリンピック・パラリンピック競技大会を開催するために,開催国の責任をしっかりと果たしていきたいとの考えを述べました。これに対し,ロヴェーン首相は,この判断への理解を示し,来年,スウェーデン選手が参加することを楽しみにしており,日本がホスト国として大きな成功を収めることを確信していると述べました。

5 また,両首脳は,基本的価値を共有する両国が様々な分野で関係を一層強化していくことでも一致しました。

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