ルクセンブルク大公国

平成27年12月1日
ディ・バルトロメオ国民議会議長と会談する安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)

 ルクセンブルク大公国訪問中の安倍晋三総理大臣は,現地時間1日午後4時5分から約30分間,マルス・ディ・バルトロメオ国民議会議長(H.E. Mr. Mars Di Bartolomeo, President of the Chamber of Deputies of the Grand Duchy of Luxembourg)と会談したところ,概要は以下のとおりです。

1 ディ・バルトロメオ議長から,安倍総理大臣のルクセンブルク訪問を歓迎する旨,日本とルクセンブルクは多くの価値を共有する真の友人である旨の発言がありました。これを受け,安倍総理大臣から,7月のベッテル首相訪日の際に日本・ルクセンブルク友好議員連盟が再活性化されたことを紹介しつつ,ディ・バルトロメオ議長がルクセンブルク側の友好議連の会長を務めていることへの期待を表明しました。ディ・バルトロメオ議長は,日本の友好議連の活性化を嬉しく思う旨述べ,政府間の交流に加え,議員交流を活発化したいとの意向を示しました。両者は,両国の緊密な要人往来を踏まえ,二国間関係を一層発展させていくことで一致しました。

2 両者は,パリの同時多発テロ事件を含め,あらゆるテロを断固として非難し,テロの未然防止や根絶のために協力していくことを確認しました。また,国連安保理がテロ対策に重要な役割を果たしていることにも鑑み,安保理を21世紀の世界に相応しい形にし,代表性・正当性を向上させる安保理改革を推進する必要性についても一致しました。

3 安倍総理大臣から,EUによる福島県産食品等の輸入規制緩和を評価しつつ,更なる緩和を期待する旨述べ,ディ・バルトロメオ議長から協力の意向が表明されました。


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