アフリカ開発会議(TICAD)

平成28年9月1日
TICAD VI公式サイドイベント「ジェンダー平等と女性のエンパワメントが平和な社会を創る」の開催(日英連携案件)1
TICAD VI公式サイドイベント「ジェンダー平等と女性のエンパワメントが平和な社会を創る」の開催(日英連携案件)2

1 8月26日(金曜日),ケニア・ナイロビにおいて,JICA・英国政府・赤十字国際委員会(ICRC)共催のTICADVI公式サイドイベント「ジェンダー平等と女性のエンパワメントが平和な社会を創る」が開催されました。本イベントは,本年1月の第2回日英外務・防衛閣僚会合に際し,日英両国が女性・平和・安全保障に関し連携する機会を追求すること,また,平和維持・平和構築における連携を含むアフリカでの共同協力事業を追求することで合意したことを受け,その連携の一環として実現したものです。

2 本イベントには,JICAから北岡理事長が出席し,開会挨拶にて,アフリカにおいて女性こそが紛争の解決を促し,国づくりの源泉となりうるとの認識を紹介しました。英国政府からは,ベントレー国際開発省ソマリア事務所副代表が基調講演を行い,自らのソマリアでの経験に基づきジェンダー平等と女性の権利保護推進に当たっての課題と必要な取組について語りました。

3 本イベントには,アフリカ各国の政府関係者や国際機関関係者,またケニアの市民社会組織等から約100名が参加し,フロアと登壇者との間で活発な議論が交わされ,実際に女性の意思決定への参画とリーダーシップ強化に向けて具体的な行動を取っていくことが,アフリカの平和と安定のために必要であるとの認識が共有されました。

4 法の支配を始めとする基本的価値を共有する日英両国は,国際社会の平和と安定に責任を有する大国であり,アジア及び欧州において,それぞれ最も緊密な安全保障上のパートナーです。日英両国は,国際社会の諸課題に対し,アフリカを含め,地球規模で引き続き緊密に連携して対応していく考えです。

(参考)第2回日英外務・防衛閣僚会合(「2+2」)共同声明(PDF)別ウィンドウで開く(2016年1月8日:関連箇所抜粋)

8.四大臣は,ソマリア沖海域及びアデン湾での海賊対処行動における国際的な協力を歓迎した。四大臣はまた,海賊対処行動のための第151連合任務部隊(CTF151)の司令官を日本が務めていた際の二国間協力を認識した。四大臣は,平和維持・平和構築における連携を含む,アフリカでの共同協力事業を追求することを事務当局に指示した。

11.英国は,2015年9月に安倍総理によって発表された女性・平和・安全保障に係る「行動計画」の策定を歓迎した。四大臣は,国連及び日本議長下のG7においても,女性・平和・安全保障及び「紛争下の性的暴力防止イニシアティブ」に関し連携する機会を追求することを確認した。


アフリカ開発会議(TICAD)へ戻る