英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)

平成28年6月30日

 本30日,午後8時50分から約15分間,安倍晋三内閣総理大臣は,デービッド・キャメロン英国首相(The Rt Hon David CAMERON MP, Prime Minister of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1  安倍総理大臣から,英国とEUが協調し,市場の不安を払拭し,今後の予測可能性を高める明確なメッセージを迅速に発出するよう求めました。

2  加えて,安倍総理大臣から,英国で活動する日系企業に悪影響が出ないよう,あらゆる分野での適切な対応を要請しました。また,日英で協力して,世界の経済成長,アジアを含む国際社会でのルールに基づく平和と繁栄に引き続き積極的に貢献していきたいと述べました。

3  これに対し,キャメロン首相からは,日系企業による英国への投資を評価しており,こうした投資が守られるようにあらゆる手段を講じていく用意がある,また,英国とEUの交渉の過程では,こうした企業の声に耳を傾けていきたい旨述べました。

4  その上で,両者は,先般の伊勢志摩サミットでの合意(PDF)別ウィンドウで開くを踏まえ,G7が一致協力して,世界経済の成長と金融・為替市場の安定のために全力を尽くすことで一致しました。

5  両者は,現在交渉中の日EU経済連携協定(EPA)及び日EU戦略的パートナーシップ協定(SPA)の交渉について,引き続き年内早期妥結に向け協力していくことで一致しました。また,両者は,今後とも緊密に連携していくことで一致しました。


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