フランス共和国
日仏クラブ関係者による安倍総理大臣表敬
本1日,午後4時35分から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,ルイ・シュヴァイツァー日仏パートナーシップ欧州・外務大臣特別代表(Mr. Louis SCHWEITZER, Special Representative of the Minister of Europe and Foreign Affairs of the French Republic for France-Japan Partnership, 日仏クラブ仏側議長代理),魚谷雅彦・資生堂CEO(日仏クラブ日本側議長)を始めとする日仏クラブ関係者の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,安倍総理大臣から,日仏クラブは両国の「特別なパートナーシップ」の架け橋であり,今次総会の日本開催にあたり関係者の尽力に心から敬意を表する旨述べました。
2 安倍総理大臣から,日EU・EPAの大枠合意は,保護主義的な動きが拡がる中,日EU(PDF)が自由貿易の旗を高く掲げ続けるという明確なメッセージであり,早期署名・発効に向けたフランスの力強いリーダーシップを要請しました。また,安倍総理大臣から,EPAが締結されれば,日本においてはワインを始めとするフランスの素晴らしい産品が安く手に入り,フランスにおいても日本の農産品を楽しむことができる旨述べました。
3 更に,安倍総理大臣から,,11月29日,北朝鮮がパリまで射程に入れる弾道ミサイルを発射したことに触れつつ,北朝鮮とは対話のための対話では意味がなく,国際社会が一致して北朝鮮に対する圧力を最大限まで高め,,北朝鮮の側から核・ミサイル開発を断念するので話し合いたいと言ってくる状況を作らなければならないと述べました。
4 最後に,安倍総理大臣から,2018年にはいよいよ「ジャポニスム2018」が開幕し,マクロン大統領と共に開会式に出席することを紹介しつつ,日仏を代表する企業の方々からも支援を得ながら,この祭典を盛り上げていきたい旨述べました。
5 日仏クラブを代表して,魚谷議長代理から日仏クラブ参加者の紹介があり,同日に行われた日仏クラブ第28回総会での議論の成果として,プレスリリースの形で提言書が安倍総理大臣に手交されました。
また,シュヴァイツァー議長代理からは,日EU・EPAが締結された暁には好調な日仏両国の経済は更なる成長が期待されるとともに,少子高齢化,女性の活躍,イノベーション,観光・文化,第三国における協力等の分野で,両国企業間の更なる協力にコミットしていきたい旨述べました。