欧州連合(EU)
日EU外相会談
令和元年8月1日


1日,現地時間午後6時5分(日本時間同日午後8時5分)から約25分間,ASEAN関連外相会合に出席するためタイ・バンコクを訪問中の河野太郎外務大臣は,フェデリーカ・モゲリーニEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長(H.E. Ms. Federica Mogherini, High Representative of the European Union for Foreign Affairs and Security Policy, Vice-President of the European Commission)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 日EU関係
(1)河野大臣とモゲリーニ上級代表とは,日EU戦略的パートナーシップ協定(SPA)の下で実施する連結性等の分野における具体的な日EU協力を促進していくことで一致し,そのための議論を行いました。
(2)また,河野大臣から,本年10月末に退任予定のモゲリーニ上級代表に対し,5年間にわたる緊密な連携及び日EU関係(PDF)の発展に対する貢献について謝意を述べました。これに対し,モゲリーニ上級代表から,河野大臣との非常に良好な個人的協力関係について謝意が述べられるとともに,現在の日EU間の協力はバイの観点からも,またグローバルな課題の観点からも素晴らしい旨の発言がありました。
2 中東情勢
河野大臣とモゲリーニ上級代表とは,中東地域の情勢について意見交換し,同地域における緊張の高まりへの懸念を共有するとともに,同地域における緊張緩和と情勢の安定化に向け,外交努力を継続していくことで一致しました。