欧州連合(EU)
日EU首脳会談
平成29年5月26日

出迎える安倍総理大臣(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)
5月26日(金曜日)17時50分(現地時間。日本時間27日(土曜日)0時50分)から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,イタリアのタオルミーナにおいてドナルド・トゥスク欧州理事会議長(H. E. Mr. Donald Tusk, President of the European Council)及びジャン=クロード・ユンカー欧州委員会委員長(H.E. Mr. Jean-Claude JUNCKER, President of the European Commission)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭
双方は,3月に続き再び会談を行うことを歓迎し,新たなメンバーと共に,G7で忌憚のない議論をしていくことで一致しました。また,先方より,G7伊勢志摩サミットにおける安倍総理のリーダーシップと決意に改めて感謝する発言がありました。
2 日EU関係
(1)双方は,日EU・EPAについて,できる限り早期の大枠合意が極めて重要であることを確認しました。また,大枠合意は手の届くところまで来ており,双方の交渉官に引き続き交渉を加速させるよう指示すると同時に,双方が政治的指導力を発揮する段階に来ているとの認識で一致しました。
(2)また,日EU経済関係にとり自由なデータ流通の枠組み確保が重要であり,個人情報を適切に保護しつつ相互の円滑な移転の枠組みの早急な整備に向け対話を継続することとなりました。
(3)英国のEU離脱交渉について,安倍総理から,企業活動を含む経済に悪影響が出ないよう,透明性と予見可能性への配慮を要請したのに対し,先方から,可能な限り完全な透明性を保っていきたい旨述べました。