ドイツ連邦共和国

令和元年10月23日
(写真1)安倍総理大臣とシュタインマイヤー・ドイツ大統領との会談(写真提供:内閣広報室)1 安倍総理大臣とシュタインマイヤー・
ドイツ大統領との会談
(写真提供:内閣広報室)
(写真2)安倍総理大臣とシュタインマイヤー・ドイツ大統領との会談(写真提供:内閣広報室)2 安倍総理大臣とシュタインマイヤー・ドイツ大統領との会談
(写真提供:内閣広報室)

 本23日,午後3時40分頃から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー・ドイツ連邦共和国大統領(H.E. Dr. Frank-Walter Steinmeier, President of the Federal Republic of Germany)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお会談には,日本側から西村明宏内閣官房副長官,林肇官房副長官補及び長谷川榮一内閣総理大臣補佐官兼内閣広報官ほかが,独側から,シュテファン・シュタインライン大統領府長官,ミヒェレ・ミュンテフェリング外務省国務大臣及びイナ・レーペル次期駐日大使ほかが同席しました。

1 冒頭

 安倍総理大臣から,「昨年2月に続いて大統領として2度目となるシュタインマイヤー大統領の訪日を心から歓迎する。協力して2021年の『日独交流160周年』を盛り上げていきたい。」旨述べました。これに対し,シュタインマイヤー大統領から,「独国民を代表して台風19号による被害にお見舞い申し上げる。また,今回の即位の礼に招かれたことを非常に光栄に思う。この大変な外交行事の運営に心から敬意を表したい。」旨述べました。

2 二国間関係

 両者は「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化を始め日独協力の分野・地域が拡大していることを歓迎し,また,変化する世界において多国間主義,法の支配,自由貿易といった共通の価値を有する日独両国が協力していくことの重要性について一致しました。

3 Society 5.0

 シュタインマイヤー大統領から,今回の訪日に際して日本が提唱するSociety 5.0の専門家と意見交換を行ったことに言及がありました。また,両者は,両国に共通する少子高齢化社会の課題を踏まえ,人口動態,女性の参画,年金・介護の問題,デジタル化社会,外国人労働者といった問題につき,率直な意見交換を行いました。

4 地域情勢

 両者は北朝鮮問題を始めとする東アジア情勢についても意見交換を行い,安倍総理大臣から,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求めました。


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