アルバニア共和国

令和元年10月24日
(写真1)安倍総理大臣とメタ・アルバニア大統領との会談(写真提供:内閣広報室) 安倍総理大臣とメタ・
アルバニア大統領との会談
(写真提供:内閣広報室)
(写真2)安倍総理大臣とメタ・アルバニア大統領との会談(写真提供:内閣広報室) 安倍総理大臣とメタ・アルバニア大統領との会談
(写真提供:内閣広報室)

 本24日,午前11時40分頃から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のイリル・メタ・アルバニア大統領(H.E.Mr. Ilir META, President of the Republic of Albania)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお会談には,日本側から岡田直樹内閣官房副長官ほかが,アルバニア側からジェルジ・テネケチェジウ駐日大使ほかが同席しました。

1 冒頭

 安倍総理大臣から,メタ大統領の訪日を歓迎するとともに,「2017年の在アルバニア日本大使館開設別ウィンドウで開く以降,二国間関係が着実に発展していることを喜ばしく思う」旨述べるとともに,先般アルバニアで発生した地震被害へのお見舞いを述べました。これに対し,メタ大統領から,「今回の即位の礼の行事に参列でき非常に光栄である」旨述べるとともに,台風19号による被害へのお見舞いの言葉がありました。

2 二国間関係

 安倍総理大臣から,お見舞いの言葉に対する謝辞を述べた上で,近年の要人往来の活発化やアルバニアを訪問する日本人観光客の増加に言及し,「今後,幅広い分野で協力を拡大していきたい。日本企業進出の動きを後押しするため,更なる投資環境整備に期待する」旨述べました。これに対し,メタ大統領から,これまでの日本の支援に対する謝意と日本からの投資に対する期待が表明されるとともに,経済分野で協力を推進していきたい旨述べました。メタ大統領から,特に日本人観光客の増加に向け努力したい旨発言がありました。また,両首脳は,開発協力案件についても意見交換を行いました。

3 地域情勢(西バルカン及び北朝鮮)

 安倍総理大臣から,「基本的価値の下で結束する欧州を支持し,『西バルカン協力イニシアティブ』の下,日本もアルバニアのEU加盟に向けた取組を支援していく」旨述べました。これに対し,メタ大統領から,「安倍総理のイニシアティブ及び日本の西バルカン地域への関心の高まりは大きな付加価値を有するものである。アルバニアは西バルカン地域の平和にとり安定要因であり,そのアルバニアと民主主義のビジョンを共有する日本が協力する意義は大きく,総理のコミットに感謝する。」旨述べました。
 また,安倍総理大臣から,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求めました。


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