経済協力開発機構(OECD)
OECD条約署名60周年記念式典(結果)
令和2年12月14日
12月14日、OECD条約署名記念式典がテレビ会議形式で開催され、我が国から、菅内閣総理大臣がビデオメッセージで演説を行ったところ、結果概要は以下のとおりです。
1 参加者
OECD加盟国(37か国)、コスタリカ(加盟のための国内批准手続中)及びEUの首脳等。
2 主な議題と概要
- (1)今回の式典は、OECD条約署名60周年を記念して、OECD、仏大統領及びスペイン首相共催の下で行われました。冒頭にグリア事務総長から歓迎挨拶があり、続いて、マクロン大統領及びサンチェス首相が基調演説を行った後、以下の3つの首脳級パネルにおいて首脳級の参加者による意見交換が行われました。また、パネルの合間に加盟国の首脳によるビデオメッセージが放映されました。
- パネル1「変革的回復:経済・社会・環境分野の発展への新たなコンセンサス構築」
- パネル2「集団的アクションの事例:現下のグローバルな文脈における多国間主義」
- パネル3「OECDのグローバルな役割:「より良い生活へのより良い政策」の60年」
- (2)菅総理大臣は、OECDの優れた経済分析や質の高いルール作り等の活動を高く評価し、グローバル化やコロナ危機にけるOECDの役割の重要性を強調したほか、「デジタル化の推進」や「グリーン社会の実現」といった課題への日本の取組を発信し、OECDと東南アジアを含むアジア地域への関係強化を後押ししていく旨述べました。
- (3)そのほか、OECDから依頼を受け、二階俊博衆議院議員(日OECD議連会長)、伊藤忠彦衆議院議員(同議連事務局長)、小池百合子東京都知事(包摂的成長のためのOECDチャンピオン・メイヤー)がOECD条約署名60周年をお祝いするビデオメッセージを寄せました。