世界貿易機関(WTO)

平成28年1月26日
閣僚会合後の集合写真
(濵地政務官は前列左から4人目)
フロマン米通商代表との立ち話

 2016年1月23日(土曜日),濵地雅一外務大臣政務官は,世界貿易機関(WTO)非公式閣僚会合出席のため,スイス・ダボスを訪問したところ,概要は以下のとおりです。

「スイス政府主催WTO非公式閣僚会合」出席

 スイスが議長国としてWTOと共催した本会議には,22のWTO加盟国・地域の閣僚らが参加し,今後のWTO交渉のあり方につき,昨年12月の第10回WTO閣僚会議(MC10)を踏まえ議論が行われました。全体として前向きな論調が大勢を占め,よい雰囲気で議論がなされました。多くの国が,MC10は農業の輸出競争分野やITAを含む合意が得られる等大成功であり,WTOの交渉機能は「活きている」との点で一致しました。また従来からの課題に加えて,新たな課題や新たなアプローチを今後検討することについても,途上国を含め多くの国から,その重要性が指摘されました。濵地政務官は,今後のWTO交渉は,ドーハの残された課題も重要だが,時代に即した新たな課題への対応を含め,交渉機能を再活性・強化するべく新しいアプローチを検討するべきであり,今後の検討については,「ゆっくり急げ」の精神で取り組むことが大切である旨を強調し,米国やカナダより,濵地政務官の「ゆっくり急げ」の精神を支持する旨発言がありました。


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