安倍総理大臣

平成26年4月9日
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)

 本9日午後5時40分から約15分間,安倍晋三内閣総理大臣は,日・EUビジネス・ラウンドテーブル(EU-JAPAN Business Round Table:BRT)の米倉弘昌共同議長(住友化学株式会社会長),ブレジエ共同議長(エアバス社社長兼最高経営責任者(CEO)),佃新共同議長(三菱重工株式会社相談役)の表敬及び提言書の手交を受けたところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,米倉共同議長より,本年のBRT年次会合において採択された日EU両政府に対する提言書を安倍総理に手交しました。米倉議長より,同提言書では,先日,日EU・EPA第5回交渉会合を終え,EU側による「見直し」が始まるこの重要な時宜を捉えて,改めて日本とEUの経済連携の重要性を訴え,同EPAの早期締結を求める日・EU経済界共同の力強いメッセージを打ち出している,安倍総理の力強いリーダーシップの下で早期締結に向けた尽力を期待する旨述べました。

2 続いて,ブレジエ共同議長より,BRTは日EU・EPAの早期締結を全面的に支援しており,今回,日EU双方の産業界が共同で提言を策定することができた,本提言が日本とEUが日EU・EPAにつき,可能な限り早期に,前向きな合意に至るようなきっかけとなることを望んでいる旨述べました。

3 これに対し,安倍総理より,BRT年次会合では日EU経済関係の強化につき有意義な議論がなされたと承知している,日EU・EPAは日本の成長戦略及び日EU双方の経済にとって重要である,日EU双方の成長にかなうEPAを締結するために全力を尽くしていきたい旨述べました。

4 その後,日EU・EPAを含めた日EU経済関係について意見交換が行われました。

(参考)日・EUビジネス・ラウンドテーブル(BRT)
 1999年に設立された日本とEUのビジネス界の対話の枠組み。年一回,日本とEUで交互に年次会合を開催(本年の年次会合は4月8日及び9日に東京で開催。)。

日本側共同議長 米倉住友化学会長
EU側共同議長 ブレジエ・エアバス社長兼最高経営責任者(CEO)
日本側新共同議長 佃三菱重工業株式会社相談役

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