エネルギー安全保障
河野外務大臣とアミン国際再生可能エネルギー機関事務局長との会談
平成30年1月14日
本14日(日曜日),午前8時58分(現地時間)から約20分間,河野太郎外務大臣は,国際再生可能エネルギー機関(IRENA)第8回総会に出席のため,訪問中のアラブ首長国連邦・アブダビにおいて,アドナン・ザヒール・アミンIRENA事務局長(Mr. Adnan Zahir AMIN,Director General,International Renewable Energy Agency)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,河野大臣から,外務大臣として初めてIRENA総会に出席したのは,再生可能エネルギーとエネルギー外交の重要性を認識していることの表れであること,日本としてIRENA第8回総会の成功に向けて協力したい旨述べました。これに対し,アミン事務局長から,再生可能エネルギー外交の時代の到来に合わせて河野大臣がIRENA総会に出席することを歓迎する旨述べました。
- また,河野大臣から,IRENAが気候変動への対処や再生可能エネルギーの推進に貢献してきたことを評価し,引き続き日本がIRENAの活動について貢献していく旨述べました。これに対し,アミン事務局長から,日本の支援への感謝が表明され,パリ協定の実施に向けて各国が再生可能エネルギー導入に向けて積極的に取り組んでいく中,引き続き日本との協力関係を強化したい旨述べました。
- さらに,両者は,IRENA事務局における邦人職員の増強,福島新エネ社会構想について意見交換を行いました。
- 会談終了後に,河野大臣立ち会いの下,アミン事務局長と藤木完治駐アラブ首長国連邦大使との間でジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)派遣に関する協力覚書への署名式を実施し,日・IRENA関係の更なる強化を確認しました。
(参考)福島新エネ社会構想
安倍総理大臣のイニシアティブによる,未来の新エネルギー社会実現に向けたモデルを福島で創出するとともに世界に発信し,福島を再生可能エネルギーや未来の水素社会を切り開く先駆けの地とする構想。「福島新エネ社会構想」の具体化は,2016年9月に福島県内にて開いた構想実現会議で実施内容が決定された。