食料安全保障

令和元年7月11日
APEC食品ロス削減に関するワークショップの開催(講演)
APEC食品ロス削減に関するワークショップの開催(記念撮影)
APEC食品ロス削減に関するワークショップの開催(挨拶)
APEC食品ロス削減に関するワークショップの開催(レセプション)

 7月10日及び11日,外務省は,東京において,APEC食品ロス削減に関するワークショップ「情報通信技術(ICT)と革新的な技術を活用した食品廃棄の削減(Reducing Food Waste by Using Information and Communications Technology (ICT) and Innovative Technologies)」を開催したところ,概要は以下のとおりです。

  1.  このワークショップは,APECの枠組みの中で日本が主催するプロジェクトで,フードバリューチェーンのうち,加工・包装段階及び流通・販売段階に焦点をあて,食品ロスを削減することを目的に開催されました。外務省から阿部俊子外務副大臣が出席したほか,APECエコノミー,国際機関,民間企業等から,約50名が出席しました。
  2.  ワークショップの冒頭,阿部副大臣から,今回のワークショップはAPECにおける「2020年に向けた食料安全保障に関するロードマップ」で掲げられた食品ロス削減に関する能力構築の取組の一環であり,民間部門の知見やエコノミーの状況が共有され,APECにおいて食品ロス問題への更なる取組が強化されることを期待する旨述べました。
  3.  ワークショップでは,ロサ・ロール国連食糧農業機関(FAO)企業開発上級専門官がモデレーターを務め,民間企業によるICTや革新的技術を使った先進的な取組事例等の共有がなされ,APEC食料安全保障に関する政策パートナーシップ(PPFS)における官民連携の促進が図られました。また,参加エコノミー及びAPECビジネス諮問委員会(ABAC)日本支援協議会から,APECにおける今後の食品ロス削減に向けた優先的課題について,それぞれの立場から提言が出されました。
  4.  なお,10日夕方には,阿部副大臣,ワークショップ参加者,APECエコノミーの在京大使館関係者等,約60名が出席し,外務省主催レセプションを開催しました。このレセプションでは,食品ロス削減を心掛けて調理された料理や,被災地復興支援の観点から福島県産の食材を使ったメニューなどが参加者に振る舞われました。

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