アフリカ開発会議(TICAD)
英利外務大臣政務官のTICAD 9テーマ別イベント
「アフリカにおける安全、安心で信頼できるAIの推進:広島プロセス国際指針及び国際行動規範を活用したイノベーションの促進」出席(結果)
令和7年8月22日

8月22日、第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)に際し、テーマ別イベントとして、世界経済フォーラム(WEF)主催で、「アフリカにおける安全、安心で信頼できるAIの推進」に関するパネルディスカッションが開催されました。
本イベントには政策立案者、産業界、国際機関、現地開発企業が集まり、広島 AIプロセスの国際指針や国際行動規範を参考として、AIガバナンス向上に係る取組を共有するとともに、アフリカでのAIガバナンスの機会や課題について議論を行いました。 当省からは英利アルフィヤ外務大臣政務官が出席し閉会挨拶を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- AI技術の急速な進化は社会・経済に恩恵をもたらす一方、情報セキュリティなどのリスクに適切に対応し、人権・民主主義・法の支配といった基本的価値を尊重することが不可欠。日本は2023年にG7議長国として「広島AIプロセス」を立ち上げ、「広島プロセス国際行動規範」を策定し、途上国のAI環境の向上やガバナンス構築を支援してきた。
- 日本はこの経験をもとに、アフリカ諸国や国際社会、国際機関と連携しながら、「人間中心のAI」の実現に向けた責任ある国際的枠組みづくりとその実施を進めている。アフリカ連合(AU)が昨年策定した「アフリカ大陸AI戦略」の実現に向けて、アフリカ諸国等に広島AIプロセスを活用した行政官向け研修を既に実施している。また、AI人材育成や国際頭脳循環の促進を強化していく。
- アフリカと共に革新的な未来を共創する絶好の機会であるTICAD 9を起点に、安全、安心で信頼できるAIの未来を共創し、AI分野におけるグローバル・ガバナンスを推進していきたい。