エジプト・アラブ共和国
辻外務大臣政務官による在京エジプト大使に対するイフタール主催
令和元年5月28日

1 5月27日,辻清人外務大臣政務官は,アイマン・アリ・カーメル(H.E. Mr. Ayman Aly KAMEL)在京エジプト大使を招いてイフタールを主催し,二国間関係や国際情勢等について意見交換しました。
2 辻政務官からは,中東地域の安定のためにエジプトが果たす役割は大きい点に言及するとともに,本年日本が主催するG20やTICAD7の成功に向け,エジプトと協力していきたい旨述べました。
3 双方は,2015年の安倍総理のエジプト訪問,2016年のエルシーシ大統領の訪日の成果を想起し,ハイレベルの往来の活性化等を通じて,様々な分野における二国間関係の更なる発展を実現させていくことの重要性を確認しました。
4 また,辻政務官から,日本産食品に対する輸入規制措置の早期撤廃・緩和について働きかけを実施しました。こうした点を含め,双方が直面する課題を乗り越えて,一層の関係強化のために緊密に連携していくことを確認しました。
[参考]イフタール
イスラム教徒は,宗教上の戒律により,約1か月続く断食月(ラマダン)の間,日の出前の礼拝時から日没まで一切の飲食を断つ。日没後初の食事はアラビア語で「イフタール」(「断食を破る」との意)と呼ばれ,家族や知り合い等とともに皆で食事をし,お互いの結びつきや他人への思いやりが強まる。本年のラマダン期間は,5月6日頃から約1か月程度。