核軍縮・不拡散
国際原子力機関(IAEA)第59回総会(結果)
平成27年9月28日
1 岡芳明原子力委員会委員長の出席
(1)9月14日から18日まで,ウィーンにおいて国際原子力機関(IAEA)第59回総会が開催され,我が国政府代表として岡芳明原子力委員会委員長が出席した。
(2)岡委員長は,総会初日に一般討論演説を行い(日本語(PDF)
/ 英語(PDF)
),我が国が引き続き,NPT体制の維持・強化を主導するとともに,IAEAが果たす役割を継続して支持することを強調した。また,IAEA福島報告書(英語(PDF)
/ 日本語(PDF)
)の発出を歓迎するとともに,東京電力福島第一原子力発電所の廃止措置等の進捗状況について説明し,日本産食品の輸入規制に関する更なる撤廃・緩和に向け食品の安全性に関する情報の積極的な発信に取り組んでいる旨説明した。さらに,保障措置(不拡散),原子力安全,核セキュリティを確保しながら,原子力活動を継続していく決意を表明した。
(3)その他,岡委員長は,天野IAEA事務局長,クロッツ米国エネルギー省核セキュリティ次官,ヴェルベールド仏原子力・代替エネルギー庁長官,シコリニク・カザフスタン・エネルギー大臣との会談を行った。
(2)岡委員長は,総会初日に一般討論演説を行い(日本語(PDF)




(3)その他,岡委員長は,天野IAEA事務局長,クロッツ米国エネルギー省核セキュリティ次官,ヴェルベールド仏原子力・代替エネルギー庁長官,シコリニク・カザフスタン・エネルギー大臣との会談を行った。
2 事務局長演説
総会初日冒頭の演説において,持続可能な発展にとっての原子力科学・技術の重要性や,エネルギー供給源としての原子力エネルギーの重要性などを強調する発言を行った。イランの核問題については,イラン及びEU3+3との間の合意に基づく包括的共同作業計画(JCPOA)におけるIAEAが果たす役割の重要性につき述べた。 また,北朝鮮の核問題については,IAEAとして引き続き,北朝鮮の核計画の検証において不可欠な役割を果たす用意がある旨発言した。