核軍縮・不拡散

弾道ミサイルの拡散に立ち向かうためのハーグ行動規範第17回総会

(Hague Code of Conduct against Ballistic Missile Proliferation:HCOC)

平成30年6月28日

 5月28日及び29日,ウィーンにおいて,弾道ミサイルの拡散に立ち向かうためのハーグ行動規範(HCOC)の第17回総会が開催された。終了後に発出されたプレスリリース(英語)(PDF)別ウィンドウで開くの仮訳は以下のとおり。

  1. 2018年5月28日及び29日,ウィーンにおいて第17回HCOC総会が開催され,72か国が参加した。
  2. 参加国は,弾道ミサイルの拡散に対する信頼醸成と透明性のための唯一の多数国間の枠組みであり,国家及び国際的な安全保障に関する既存の取決めや軍縮・不拡散の目標及び仕組みを強化するためのプロセスに貢献するHCOCの重要性を再確認した。
  3. 前議長国であるポーランドは,HCOCの普遍化の促進,参加国による履行強化,HCOCの認知度向上のために過去1年間に行った取組を概括した。2018-2019年議長国に就任したスウェーデンは,HCOCの普遍化,あらゆる側面の完全な履行,第73回国連総会におけるHCOCに関する決議採択への力強い支持の促進を,今後1年間の主な目標として紹介した。
  4. HCOCには現在139か国が参加している。参加国は,前議長国,関心国及びEUにより実施されたアウトリーチ活動を評価した。
  5. 参加国は,大量破壊兵器とその運搬手段の拡散を防止することや,特に宇宙打ち上げ機及び弾道ミサイルの能力を有する国々によるHCOCへの新規参加を奨励することが,引き続き必要であることを強調した。2017年のレソトによる新規参加は,普遍化プロセスにとっての好例として理解された。
  6. 参加国は,国際社会の深刻な懸念である,世界の様々な地域における大量破壊兵器とその運搬手段の拡散が,国際的な平和と安全にもたらす脅威を再確認した。参加国は,2017年総会以降の北朝鮮のミサイル計画の進展について関連国連安保理決議の文脈において議論するとともに,最近の北朝鮮による弾道ミサイル発射中止の発表について前向きに留意し,進展に向けた期待を表明した。
  7. 参加国はまた,宇宙条約に規定されているとおり,平和目的で宇宙を探索・利用する権利を再確認した。宇宙打ち上げ機計画への支援の検討に当たっては,HCOCに規定されているとおり,国際的な規範及び義務に違反している国々におけるいかなる弾道ミサイル計画に対しても貢献又は支援することのないよう,必要な警戒を払う必要性が強調された。
  8. 参加国は,極めて重要なHCOC普遍化に向けた取組の継続と,第73回国連総会におけるHCOCに関する決議採択の促進に合意した。
  9. 参加国は,特に事前発射通報の実施と年次報告の適時の提出に関して,HCOCを完全に履行することの重要性を強調するとともに,この分野における実績の改善を奨励し,達成する意図を表明した。


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