核軍縮・不拡散

令和7年4月28日
会場内で演説を行う岩屋外務大臣
会場内のモニターに映し出される岩屋外務大臣

 現地時間4月28日午前11時頃(日本時間29日午前0時頃)、岩屋毅外務大臣は米国・ニューヨークで開催中の2026年核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議第3回準備委員会に出席し、一般討論演説を行いました。

  1. 岩屋大臣は、演説の中で、法の支配に基づく国際秩序がゆらぎ、NPTを始め、多国間主義に基づく国際協調の枠組みが困難に直面している現在、国際社会の分断を緩和し、多国間主義に基づく国際協調の枠組みの機能を回復・強化する努力が必要とされていると述べた上で、対話と協調の精神を最大限発揮し、来年のNPT運用検討会議に向けて、一致団結して取り組むべきであると呼びかけました。
  2. また、岩屋大臣は、分断が深まる世界にあっても、真摯な対話と建設的な議論を重ねることで知恵を生みだした好例として、「『核兵器のない世界』に向けた国際賢人会議」による提言を紹介しつつ、各国に対し、核軍縮・不拡散に関する唯一の普遍的な枠組みであるNPT体制を維持・強化し、「核兵器のない世界」の実現に向けて前進するために、一致できる点を見いだしていく責任を果たすべきであると訴えました。

(参考)岩屋大臣一般討論演説(英文(PDF)別ウィンドウで開く和文仮訳(PDF)別ウィンドウで開く


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