核軍縮・不拡散
「国連軍縮フェローシップ・プログラム」参加者による深澤外務大臣政務官表敬
令和5年9月29日
9月29日(金曜日)、深澤陽一外務大臣政務官は、日本を訪問中の「国連軍縮フェローシップ・プログラム」参加者25名(国連職員2名を含む)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、深澤政務官から、我が国は1983年以来、毎年このプログラムに参加する若手外交官等を受け入れており、今回のメンバーの訪日を歓迎するとともに、「核兵器のない世界」の実現に向け、核兵器国及び非核兵器国とともに、現実的かつ実践的な取組を着実に進めていきたい旨述べました。また、被爆の実相を世界に伝えていくことは核軍縮に向けたあらゆる取組の原点として重要であり、今回の訪日が、プログラム参加者にとって核軍縮に向けてさらに取り組む契機となると確信している旨述べました。
- これに対し、参加したフェローからは、日本政府に対する感謝に加え、広島・長崎を訪問できることを楽しみにしており、今回の訪日を通じて被爆の実相への理解を深めることを期待している旨発言がありました。
- 最後に深澤政務官から、東日本大震災からの復興を進めるため、東京電力福島第一原子力発電所の廃炉を着実に進めていくことが不可欠であり、日本政府はALPS処理水の海洋放出に関する取組を進めており、引き続き理解をお願いしたいと述べました。
(参考)国連軍縮フェローシップ
発展途上国等における軍縮専門家を育成することを目的とした国連による研修プログラム。1978年の第1回国連軍縮特別総会において実施が決定されたもの。対象は各国の若手外交官や国防関係者等。毎年日本をはじめとする、軍縮・不拡散に関係のある国際機関や国を訪問している。