核軍縮・不拡散
核軍縮に関する外務省とNGOとの意見交換会
平成29年2月14日
平成29年2月10日(金曜日),外務省において,核軍縮に関する外務省とNGOとの意見交換会が開催されました。外務省側から武井俊輔外務大臣政務官他,NGO側から川崎哲ピースボート共同代表等17名が参加しました。概要は以下のとおりです。
- 冒頭,武井政務官から,昨年の国連総会第一委員会では,核軍縮に関する各国の立場の違いが明らかになる場面もあったが,核兵器国の関与を得ながら,NPTの2020年運用検討プロセス等の国際的な核軍縮・不拡散の取組を進めたいと述べました。
- 続いて,川崎ピースボート共同代表及び田中日本原水爆被害者団体協議会事務局長から,核兵器国と非核兵器国の関係作りに尽力するべく,日本政府に核兵器禁止条約交渉への参加と積極的な貢献を求める要請書を手交しました。
- これに対し,武井政務官から,「核兵器のない世界」を実現するためには,核兵器国と非核兵器国双方の協力を促し,現実的かつ実践的な取組を進めることが重要,また核兵器禁止条約交渉についてはこのような考えの下,政府全体で検討していくと述べました。
- この後も,NGO側から我が国の核兵器禁止条約交渉会議への参加の有り方等につき様々な意見や質問が出され,活発な意見交換が行われました。