アフリカ
アフリカ地域経済共同体(RECs)
令和8年9月9日

1 概要
- RECs(Regional Economic Communities)とは、アフリカの各地域における地域内での経済統合や地域協力の推進を目的として設立された地域経済共同体。現在、アフリカ連合は(AU)は8つのRECsを公式に認定しており、これらをAU及びアフリカ統合の柱と位置づけている。
- RECsの機能は機関ごとに異なるが、域内貿易の自由化、人・モノ・サービス・資本の移動促進、インフラ・農業・産業等の政策協調などの経済分野での協調に加え、紛争予防・仲介、安全保障、ガバナンス等まで幅広い役割を担うものも存在。AUが大陸レベルの政策を進める上でも重要な役割を果たしている。
- 近年ではRECs間での協力も進んでおり、SADC、EAC及びCOMESAは、2015年6月、3機関自由貿易圏(Tripartite FTA:TFTA)を採択。
- 2019年5月には、AUの旗艦プロジェクトとしてアフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)が発効。同イニシアティブの実施においても、RECsは重要な役割を担うことが期待されている。
2 各地域経済共同体(RECs)加盟国 (注)は議長国。
- AMU
(アラブ・マグレブ連合)5か国加盟 - アルジェリア、チュニジア、モーリタニア、モロッコ、リビア(注)
- CEN-SAD
(サヘル・サハラ諸国国家共同体)25か国加盟 - エジプト、エリトリア、ガーナ、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、コートジボワール、コモロ、シエラレオネ、ジブチ、スーダン、セネガル、ソマリア、チャド(注)、チュニジア、中央アフリカ、トーゴ、ナイジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、ベナン、マリ、モロッコ、モーリタニア、リビア
- COMESA
(東南部アフリカ市場共同体)21か国加盟 - ウガンダ、エジプト、エスワティニ、エチオピア、エリトリア、ケニア(注)、コモロ、コンゴ(民)、ザンビア、ジブチ、ジンバブエ、スーダン、セーシェル、ソマリア、チュニジア、ブルンジ、マダガスカル、マラウイ、モーリシャス、リビア、ルワンダ
- (注)2026年10月より議長国はジンバブエに交代
- EAC
(東アフリカ共同体)8か国加盟 - ウガンダ(注)、ケニア、コンゴ(民)、ソマリア、タンザニア、ブルンジ、南スーダン、ルワンダ
- ECCAS
(中部アフリカ諸国経済共同体)10か国加盟 - アンゴラ、ガボン、カメルーン、コンゴ(共)、コンゴ(民)、サントメ・プリンシペ、赤道ギニア(注)、チャド、中央アフリカ、ブルンジ、ルワンダ
- (注)ルワンダは2025年6月に脱退表明。
- ECOWAS
(西アフリカ諸国経済共同体)12か国加盟 - ガーナ、カーボベルデ、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、コートジボワール、シエラレオネ、セネガル(注)、トーゴ、ナイジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、ベナン、マリ、リベリア
- (注)ギニアビサウについては2025年11月から参加資格停止中。マリ、ブルキナファソ、ニジェールは2025年1月に正式脱退。
- IGAD
(政府間開発機構)8か国加盟 - ウガンダ、エチオピア、エリトリア、ケニア、ジブチ(注)、スーダン、ソマリア、南スーダン
- SADC
(南部アフリカ開発共同体)16か国加盟 - アンゴラ、エスワティニ、コモロ、コンゴ(民)、ザンビア、ジンバブエ、セーシェル、タンザニア、ナミビア、ボツワナ、マダガスカル、マラウイ、南アフリカ(注)、モザンビーク、モーリシャス、レソト
