外務副大臣・外務大臣政務官
松山外務副大臣とモルグロフ・ロシア外務次官との会談(概要)
平成25年6月20日



6月20日13時から約1時間45分間,サンクトペテルブルグ日本総領事公邸において,松山政司外務副大臣は,モルグロフ・ロシア連邦外務次官との間でワーキングランチ形式で会談を行ったところ,概要は以下のとおり。
1.松山副大臣から,4月の総理訪露及びG8サミットでの日露首脳会談のフォローアップのため,今後の日露関係の進め方等について幅広く議論したいとしつつ,安倍総理訪露後の日露関係の肯定的な流れを確固たるものにしていく必要がある,協力を様々な分野で発展させるためにも,政治対話をテンポよく行うことが重要である旨指摘した。その上で,モルグロフ次官との間で,G8の際の首脳会談で一致した今秋のラヴロフ外相訪日について,しっかり準備していくことで一致した。
2.平和条約交渉について,松山副大臣から,日露協力を飛躍的に発展させるためには,領土問題を最終的に解決し平和条約を締結することが不可欠であることを指摘した。その上で,次官級協議の日程を早急に詰める必要があるという認識で一致した。
3.経済分野について,松山副大臣から,総理の訪露後にエネルギー分野等で新たな協力の動きが出ていることを歓迎し,互恵の原則に従い協力が拡大することに期待している旨述べた。モルグロフ次官からは,ロシア政府としても,エネルギー,農業,医療をはじめとした幅広い分野における協力を進めていきたい旨述べた。
4.松山副大臣から,「日露若手議員の会」の枠組で日露議員交流の旗振り役として活動してきたことも踏まえ,議員交流を強化したい旨述べたところ,モルグロフ次官からも,議員交流の更なる活発化への期待が示された。
5.北朝鮮問題については,松山副大臣から,北朝鮮の核保有を断じて認めないとの強いメッセージを送り続ける必要がある旨述べたのに対し,モルグロフ次官から,本件に関する露日の立場は一致しているとし,日露両国で引き続き連携することを確認した。また,松山副大臣から,拉致問題に対するロシアの協力を改めて求めたのに対し,モルグロフ次官は,拉致問題についての日本人の心情を理解しており,対話を通じて解決されることに期待している旨発言があった。
6.その他,アジア地域情勢,日露文化,スポーツ交流等,幅広い意見交換が行われた。
1.松山副大臣から,4月の総理訪露及びG8サミットでの日露首脳会談のフォローアップのため,今後の日露関係の進め方等について幅広く議論したいとしつつ,安倍総理訪露後の日露関係の肯定的な流れを確固たるものにしていく必要がある,協力を様々な分野で発展させるためにも,政治対話をテンポよく行うことが重要である旨指摘した。その上で,モルグロフ次官との間で,G8の際の首脳会談で一致した今秋のラヴロフ外相訪日について,しっかり準備していくことで一致した。
2.平和条約交渉について,松山副大臣から,日露協力を飛躍的に発展させるためには,領土問題を最終的に解決し平和条約を締結することが不可欠であることを指摘した。その上で,次官級協議の日程を早急に詰める必要があるという認識で一致した。
3.経済分野について,松山副大臣から,総理の訪露後にエネルギー分野等で新たな協力の動きが出ていることを歓迎し,互恵の原則に従い協力が拡大することに期待している旨述べた。モルグロフ次官からは,ロシア政府としても,エネルギー,農業,医療をはじめとした幅広い分野における協力を進めていきたい旨述べた。
4.松山副大臣から,「日露若手議員の会」の枠組で日露議員交流の旗振り役として活動してきたことも踏まえ,議員交流を強化したい旨述べたところ,モルグロフ次官からも,議員交流の更なる活発化への期待が示された。
5.北朝鮮問題については,松山副大臣から,北朝鮮の核保有を断じて認めないとの強いメッセージを送り続ける必要がある旨述べたのに対し,モルグロフ次官から,本件に関する露日の立場は一致しているとし,日露両国で引き続き連携することを確認した。また,松山副大臣から,拉致問題に対するロシアの協力を改めて求めたのに対し,モルグロフ次官は,拉致問題についての日本人の心情を理解しており,対話を通じて解決されることに期待している旨発言があった。
6.その他,アジア地域情勢,日露文化,スポーツ交流等,幅広い意見交換が行われた。