アフリカ

平成30年9月25日
 

9月25日(火曜日)夕刻(現地時間。日本時間26日朝。),第73回国連総会出席のため米国・ニューヨークを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,「アフリカの若者の雇用への投資に関するハイレベル会合」(英国,カナダ,ルワンダおよびガーナ共同議長)に出席したところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,メイ英国首相およびグテーレス国連事務総長から会議出席者に対する歓迎の意を述べ,アフリカでは若者の雇用が大きな問題となっており,問題解決のための投資の重要性について指摘がありました。また,共同議長のトルドー・カナダ首相,カガメ・ルワンダ大統領及びアクフォ=アド・ガーナ大統領からも同様の指摘がなされました。

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(1)安倍総理からは,1993年のTICAD立ち上げ以来,日本はアフリカ諸国のオーナーシップと国際社会のパートナーシップを原則とし,アフリカの自立的な発展を支援してきたことに触れつつ,アフリカの若者の雇用との関連で,人材育成と民間投資の促進に関する日本の取組を紹介しました。

(2)人材育成に関しては,2013年のTICAD Vで安倍総理が表明した,5年間で1,000人のアフリカの若者に対して日本での高等教育とインターンシップの機会を提供する「ABEイニシアティブ」や,アフリカの若者の職業訓練支援について紹介し,来年のTICAD7アフリカにおける人材育成に関する取組を更に強化していく考えである旨述べました。

(3)民間投資の促進に関しては,安倍総理がナイロビでのTICAD VI立ち上げを表明した日アフリカ官民経済フォーラムが,本年5月,ヨハネスブルクで開催され,日本企業100社を含む約2,000人が参加したことを紹介しました。また,来年8月に横浜で開催するTICAD7に向け,今後も日本は,官民が連携し,「アフリカの未来への投資」を力強く実施していく旨述べました。

3 他の出席者からは,アフリカの雇用問題の解決に向けたそれぞれの国・団体等の取組等につき紹介がなされ,投資を通じたアフリカの若者の雇用の問題解決に対する大きな期待が示されるなどしました。

【参考:各国出席者】
メイ英国首相,トルドー・カナダ首相,カガメ・ルワンダ大統領,アクフォ=アド・ガーナ大統領,ケニヤッタ・ケニア大統領,ニュシ・モザンビーク大統領,タロン・ベナン大統領,ダンカン・コートジボワール副大統領,グテーレス国連事務総長,モハメド国連事務次長,その他,各国・国際機関ハイレベル,民間企業関係者,アフリカ若手リーダー等


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