モザンビーク共和国

令和6年3月18日
ヴェロニカ・ナタニエル・マカモ・デリョーヴォ・モザンビーク共和国外務協力大臣と懇談する上川外務大臣

現地時間3月18日午後1時(日本時間19日午前2時)から約15分間、安全保障理事会閣僚級会合出席のため米国・ニューヨークを訪問中の上川陽子外務大臣は、ヴェロニカ・ナタニエル・マカモ・デリョーヴォ・モザンビーク共和国外務協力大臣(H.E. Ms. Verónica Nataniel MACAMO Dlhovo, Minister of Foreign Affairs and Cooperation of the Republic of Mozambique)と懇談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣から、本年共に安全保障理事会非常任理事国を務めるモザンビークと、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化や「女性・平和・安全保障(WPS)」を含む人間の尊厳の確保に向けて、連携していきたい旨述べました。これに対し、マカモ大臣から、昨年11月の訪日時の歓待に改めて感謝の意を表明し、また、本日の安保理会合も含めて、核軍縮・不拡散の重要性についての日本のリーダーシップを高く評価する発言がありました。
  2. 上川大臣は、昨日の北朝鮮による弾道ミサイル発射に触れつつ、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、安保理改革を含む国連の機能強化の重要性について説明しました。両大臣は、安保理非常任理事国として一層緊密に連携していくことで一致しました。
  3. また、上川大臣から、二国間の協力に言及しつつ、モザンビーク北部のカーボデルガード州の治安改善・維持に向けた継続的な努力を要請しました。これに対し、マカモ大臣からは、現地の治安情勢及びそれに対するモザンビーク政府の取組について説明がありました。また、マカモ大臣からは、日本からのさらなる投資への期待の表明がありました。両大臣はお互いを「シスター」と呼び合う親密な雰囲気のなかで、国連安保理の場を含めて両国の協力をさらに進めていくことで一致して会談を終えました。

モザンビーク共和国へ戻る