アンゴラ共和国
日・アンゴラ首脳会談
令和7年8月20日

8月20日、午後1時20分から約30分間、石破茂内閣総理大臣は、第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)に参加するため訪日中のジョアン・マヌエル・ゴンサルヴェス・ロウレンソ・アンゴラ共和国大統領(H.E. Mr. João Manuel Gonçalves LOURENÇO, President of the Republic of Angola)と日・アンゴラ首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、石破総理大臣から、ロウレンソ大統領の2年ぶりの訪日を歓迎しつつ、TICAD 9で共同議長を務めるロウレンソ大統領と共に、TICAD 9の成功、そして日本とアフリカの関係強化のために引き続き協力したい旨述べました。これに対し、ロウレンソ大統領は、石破総理大臣と共に共同議長を務めることは大変光栄であり、TICAD 9の成功に向けてともに協力していきたいと述べるとともに、アフリカと日本との関係がアフリカの経済発展につながる旨述べました。
- 続いて、石破総理大臣から、昨年発効した日・アンゴラ投資協定を基礎に、日本企業によるアンゴラへの投資が活性化することへの期待を表明しました。また、石破総理大臣から、送電網強化に関する円借款案件を開始したことに触れた上で、ナミベ港の改修等のインフラ整備を引き続き行っていく、併せて、鉱山の衛星モニタリング、ロビト回廊沿いの小規模農家支援、地上デジタル放送網整備などの日本ならではの支援を通じ、アンゴラの未来を見据えた産業多角化に貢献していきたい旨述べました。これに対し、ロウレンソ大統領は、日本のさまざまな支援に謝意を表明するとともに、アンゴラのビジネス環境改善の取組に言及しつつ、日本企業による更なる投資に期待する旨述べました。
- また、両首脳は、東アジア情勢、安保理改革といった地域情勢及び国際場裡の諸課題に連携して対応していくことを確認しました。