ルワンダ共和国
日・ルワンダ首脳会談
平成31年1月8日

出迎える安倍総理大臣 (写真提供:内閣広報室)


本8日午後6時15分から約1時間,安倍晋三内閣総理大臣は,実務訪問賓客として訪日中のポール・カガメ・ルワンダ共和国大統領(H.E. Mr. Paul KAGAME,President of the Republic of Rwanda)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 握手を交わす両首脳
(写真提供:内閣広報室) - 日・ルワンダ首脳会談
(写真提供:内閣広報室)
なお,首脳会談後,両首脳の立ち会いの下,宮下孝之駐ルワンダ日本国大使とリチャード・セジベラ外務・国際協力大臣(Hon. Dr. Richard SEZIBERA, Minister of Foreign Affairs and International Cooperation)により,キガリ市の給水状況の改善のための無償資金協力「キガリ市ンゾベ-ノトラ間送水幹線強化計画」の署名式が行われ,次いで両首脳による共同記者発表が行われました。その後,安倍総理大臣夫妻主催の夕食会が行われ,両国関係の幅広い話題に会話が及びました。
両首脳は,この訪日の機会に日ルワンダ共同声明(骨子(PDF)/日本語(PDF)
/英語(PDF)
)を発出しました。
- 署名式に立ち会う両首脳
(写真提供:内閣広報室)
1 冒頭発言
- (1)安倍総理大臣から,カガメ大統領との間で3度目となる首脳会談であり,普遍的価値を共有し,官民幅広い分野で交流実績を有する両国のパートナーシップを一層深めることを確認したい旨述べました。また,これまでのルワンダによるTICAD7プロセスへの積極的な貢献に謝意を述べつつ,本年8月に横浜市で開催されるTICAD7へのカガメ大統領の出席と,TICAD7に向けた一層の協力を期待する旨述べました。
- (2)これに対し,カガメ大統領から,今回の日本の招待への謝意を述べた上で,今回の訪日を機会に,日本との二国間及び国際場裡での協力を強化し,両国関係を一層発展させたい旨述べるとともに,本年のTICAD7へのカガメ大統領の出席と,TICAD7の成功に向けた協力を約束しました。
2 二国間関係
- (1)ルワンダの持続可能な開発への支援
安倍総理大臣から,カガメ大統領による経済開発や国民融和,汚職対策等の取組を高く評価する旨述べました。また,本日署名する無償資金協力の実施により,キガリ市の給水状況が改善されることを期待するとともに,日本として,引き続き官民でルワンダの成長を後押ししたい旨述べました。これに対し,カガメ大統領から,農業,ICT,インフラ分野における協力,ABEイニシアティブを始めとする人材育成,PKOを始めとする平和構築及びTICADを通じたアフリカの開発への貢献に対し,謝意が表明されました。 - (2)経済分野における協力
安倍総理大臣は,カガメ大統領による投資環境,通信環境整備や人材育成への取組により,ルワンダへの進出日本企業数が,4年前の3社から24社に増加したことを歓迎するとともに,昨年7月に派遣されたアフリカ貿易・投資促進官民合同ミッションや9日に開催される日・ルワンダ・ビジネスフォーラムにも言及しつつ,具体的なビジネス案件形成への期待を表明しました。
- 共同記者発表
(写真提供:内閣広報室) - 共同記者発表
(写真提供:内閣広報室)