アフリカ開発会議(TICAD)
第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)全体会合3(社会)
令和7年8月22日
8月22日、岸田文雄・前内閣総理大臣は、パシフィコ横浜で開催された第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)の議長代理として、午前8時45分から約65分間開催された全体会合3に出席しました。
- 冒頭、岸田議長代理は、誰一人取り残すことのない社会をアフリカと共に創り上げるため、日本は、日本企業の持つ革新的な技術も活用しながら、社会課題解決や人材育成に積極的に取り組んでいく旨述べた上で、教育・人材育成、保健、環境、防災分野に関し、アフリカにおける今後の日本の取組について述べました。
- これに続き、ガーナのマハマ大統領、シウUNDP総裁代行兼副総裁、ディアガナ世界銀行西部・中央アフリカ地域総局副総裁、ルト・ケニア大統領による基調発言がありました。その後、アフリカ各国、国際機関、経済界、学術界、若者や市民社会の代表等によって、活発な議論が行われました。特に、SDGsやアジェンダ2063の達成、持続可能な将来及び包摂的な社会を実現する上で、質の高い教育へのアクセス改善、職業訓練といった人への投資や、若者・女性の能力強化、保健システムの強化、水・衛生、気候変動対策、防災等の取組が不可欠である旨指摘されました。また、これらの分野におけるこれまでの日本の貢献への謝意と共に、更なる協力への期待が示されました。